Android のアップデートとは?
アップデートは、アプリなどのソフトウェアを最新のものに更新することが主な目的です。
Android 端末においても、アップデートによってアプリの機能追加や不具合の修正、セキュリティの強化などが行われます。
アップデートの内容はその時々で変わりますが、中には重要な不具合を修正するものもあります。アップデート内容を確認した上で、最新のソフトウェアにアップデートしたほうがよいでしょう。
* Android のアップデートは、デバイス、メーカー、携帯通信会社によって提供されるタイミングが異なります。
アップデートの種類や必要性
Android のアップデートは、 Android 端末の利便性や安全性を高めるために重要なものです。アップデートについては、その対象によって2つの種類に分かれます。
セキュリティ アップデートと Google Play システム アップデート
Android では、システムアップデートやセキュリティパッチなど、自動的にダウンロードされるものもあります。
セキュリティのアップデートでは、 Android で発見された脆弱性や問題点が修正されます。
システムアップデートでは、Androidを利用するための機能が改善されたり追加されたりします。
デバイスの Android バージョン番号、セキュリティ アップデートのレベル、 Google Play システムレベルについては、設定アプリから確認しましょう。
アプリアップデート
アプリアップデートとは、自分でインストールしたアプリのアップデートを指します。
Android では Google Play ストアを介してアプリをインストールできますが、アプリアップデートも同じく Google Play ストアで行えます。
アプリアップデートの内容には、以下のようにさまざまなものがあります。
- 新規機能の追加
- UIの向上
- 操作性の改善
- バグの修正
アプリアップデートを実施しなくても通常の端末利用で大きな不具合が発生しにくいかもしれませんが、アプリの種類によってはサービスを満足に受けられない場合もあります。
アプリアップデートについてもこまめにチェックし、実行するといいでしょう。
Android のアップデート時の注意点
Android のアップデートは、 Android 端末を利用していく上で意識すべきことですが、いくつかの点に注意しないと、アップデートができなかったり、アップデートが逆に不具合を引き起こす原因になったりする可能性があります。
ここからは、 Android をアップデートする際に注意しておきたいポイントについて解説します。
アップデート前にはバックアップを取っておく
アップデートを行っても、基本的には端末のデータはそのままの状態となりますが、アップデートそのものに失敗してしまうと、最悪の場合端末の初期化を行わなければならないこともあります。そのため、万が一に備えて、アップデートの前にはデータのバックアップを取っておくことをおすすめします。
データのバックアップはさまざまな方法で行えますが、おすすめなのはSDカードを使った方法でしょう。
こちらの記事でSDカードのバックアップがおすすめな理由について解説していますので、気になる人は合わせて確認してみてください。
アップデート中は充電をしておく
アップデートに失敗する原因の一つに「アップデート中に端末の電源が切れてしまった」というケースが考えられます。
アップデート中に端末の電源を十分なものに保つためにも、充電しながらアップデートするようにしてください。
端末やアップデートの種類によっては、充電器に接続していないとアップデートが実行できないケースもありますが、「基本的にアップデートは充電しながら行うもの」という認識を持っておくといいでしょう。
ストレージ空き容量を確認しておく
アップデートを実行する際、アップデートデータは一時的に端末へ保存されるため、ストレージに十分な空き容量が必要になることがあります。
1~2GBの容量を必要とする大型のシステムアップデートの可能性なども考慮して、端末内のデータを整理しておくといいでしょう。
ちなみに、アップデートにどれだけ空き容量が必要になるかは、アップデートデータのダウンロード時に確認できます。
アップデートはWi-Fi環境で行う
先ほど解説した通り、アップデートの実行には大容量のデータ通信が必要になりますので、Wi-Fiに接続した状態で行うことをおすすめします。
通常のキャリア回線でアップデートを行ってしまうと、すぐに月の通信使用量をオーバーしてしまい、通信制限がかかってしまう恐れがあります。
自動アップデートについて
アプリのアップデートでは、設定によって自動でアップデートを行うか手動でアップデートを行うかを選ぶことができます。
自動アップデートの設定にしておけば、いちいちアップデートの有無を確認しなくて済む上に、常にアプリを最新バージョンにしておくことができるといったメリットがあります。しかし反対に、不意にアップデートが行われ、充電がなくなってしまうといったデメリットも考えられます。
自分の使用用途に合わせて、自動アップデートの設定を行っておきましょう。
アプリが新しいOSに対応していない場合がある
システムアップデートによりOSをアップデートした場合、インストールされているアプリが最新のOSに対応していないことから利用できなくなってしまう可能性もあります。
システムアップデートとアプリアップデートは別の事業会社が行っており、多くの場合アプリ提供事業会社は最新OSに対応するようにアップデートを行いますが、中には最新OSに対応しないことも想定しておかなければなりません。
OSアップデートは実行すると基本的に元のバージョンに戻すことはできませんので、もし頻繁に利用しているアプリがあるのであれば、最新OSのアップデートに対応しているか(する予定か)を Google Play の「 Android 要件」項目などで事前に確認しておくとよいでしょう。
アップデートを突然要求する表示には注意
重要なシステムアップデートは、リリースされたら端末に通知が来るようになっていますが、それを逆手に取った悪質なサイト、アプリには注意しましょう。
端末でブラウジングをしている時に、いきなり「システムに問題があります、ただちにアップデートをしてください」と表示させ、指定のアプリをインストールさせようとするものがあります。これは、悪質な詐欺の可能性があります。
システムアップデートが必要かどうかは、端末の「設定」から確認するようにしてください。
Android のアップデートを行って安全・便利に端末を利用しよう
Android を使い続けるためには、アップデートをしっかり行うことが大切です。
アップデートの種類やその注意点をしっかり理解した上で、 Android 端末を正しく利用しましょう。
また、 Android のバージョンを確認して更新する方法については Android ヘルプのページをご覧ください。
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