Bluetooth スピーカーでスマホの音楽を高音質で再生しよう
Bluetooth スピーカーでスマホの音楽を高音質で再生しよう

Bluetooth スピーカーでスマホの音楽を高音質で再生しよう

2023.03.29

Bluetooth スピーカーでスマホの音楽を高音質で再生しよう

スマホで再生する音楽を BGM として、室内や屋外でより快適に楽しみたいと思ったことはありませんか? Bluetooth スピーカーを使えば、お気に入りの音楽をダイナミックな高音質で再生できるかもしれません。しかし Bluetooth スピーカーはさまざまな製品が出ているため、どれを選べばよいかわからない方もいるでしょう。本記事では Bluetooth スピーカーの便利な使い方や種類、ご自身に合った製品の選び方などを紹介します。機能やスペック選びに悩んでいる方は参考にしてみてください。

Bluetooth スピーカーとは

Bluetooth スピーカーとは、無線通信技術の一つである Bluetooth 機能を搭載した、ワイヤレス スピーカーのことを指します。スマホやタブレットなど、さまざまなデバイスに搭載されている Bluetooth を使って、デジタル機器同士が近距離でデータ通信を行い、スピーカーに無線でデータを送信して音楽や音声を再生する仕組みです。

スマホとスピーカーのケーブル接続が不要になるため、本体の移動や持ち運びが簡単にできるところが利点といえるでしょう。また、音楽を再生する以外の場面で活用できる便利な機能を搭載した Bluetooth スピーカーも存在します。

たとえば、音声アシスタント機能が搭載されている Google Nest Audio の場合、音声との対話形式で本体を操作できます。「OK Google」と話しかけるだけで、音楽やラジオなどの音声コンテンツをストリーミング再生できるのです。他にも、部屋の照明を明るくしたり、その日の天気やニュースに答えることもできます。

Google Nest Audio について、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

Bluetooth スピーカーとは

Bluetooth スピーカーで何ができる?

Bluetooth スピーカーはどのような場面で役立つのでしょうか。ここでは Bluetooth スピーカーを利用するメリットを紹介します。

Bluetooth スピーカーで何ができる?

大音量かつ高音質で楽しめる

Bluetooth スピーカーなら、スマホやタブレットなどのデバイスの内蔵スピーカーから直接音を流すよりも、大きな音量で迫力のあるサウンドを再生できます。音楽を本格的に楽しみたい場合は、音量の大きさや圧縮方式(コーディック)、ステレオタイプなど高音質モデルの Bluetooth スピーカーを選ぶとよいでしょう。

マルチペアリングできる

機種によってはマルチペアリングができる点も Bluetooth スピーカーの魅力の一つといえるでしょう。マルチペアリングとは、1 台の機器に対して複数の親機を登録できる機能のことです。

マルチペアリングを活用することで、1 台の Bluetooth スピーカーに対してスマホやタブレット、パソコンなど、複数のデバイスの情報を記憶させ、スムーズに切り替えられます。家族で 1 台の Bluetooth スピーカーを共有して使用したい場面などで役立つでしょう。

持ち運びできる

Bluetooth スピーカーは、基本的に充電中以外はケーブルの配置を考える必要がありません。そのため、スピーカーの置き場所が制限されず、配線の整理に悩むこともなくなるでしょう。

キャンプのようなアウトドア シーンの BGM として外に持ち出して利用するなら、長時間バッテリーのものが便利です。ワイヤレスで気軽に持ち運びできる Bluetooth スピーカーは、家の中だけではなく屋外などあらゆる場面で活躍するはずです。

Bluetooth スピーカーの選び方

Bluetooth スピーカーは機能やスペック、形状など、さまざまな特徴を持つモデルが販売されています。しかし種類が多すぎて、何を基準に選べばいいかわからない方もいるでしょう。ここでは利用シーンに合わせて、Bluetooth スピーカーの選び方を紹介します。

Bluetooth スピーカーの選び方

音質

音質の良いモデルを求めるなら、圧縮方式を確認しましょう。スマホからスピーカー本体に音楽データを送信する際に、一般的な Bluetooth スピーカーではデータを一度、圧縮する仕組みになっています。

Bluetooth スピーカーにおける代表的な圧縮方式は以下のとおりです。

  • SBC: 多くの Bluetooth スピーカーに対応している圧縮方式
  • AAC: SBC と変わらない圧縮率でありながら、低遅延で高音質な音楽を楽しめる
  • aptX: SBC に比べて少ない圧縮率、かつ低遅延のため、高音質な音楽が楽しめる

圧縮方式は、デバイスによって対応しているかどうかが異なります。ご自身のデバイスに合わせた圧縮方式を選ぶようにするとよいでしょう。

また Bluetooth スピーカーの中には、ハイレゾ音源に対応している製品も存在します。ハイレゾとは、情報量を多く持つ高解像度の音源データで、圧縮音源では伝えきれない細かい音や奥行きを表現してスタジオ収録の空気感やライブの臨場感など、従来の CD では聴きとれなかった音域まで感じられる高音質な音源のことです。

お気に入りの音楽を高音質なハイレゾ音源で楽しんでみたいなら、ハイレゾ対応の Bluetooth スピーカーも検討してみるとよいでしょう。

※ハイレゾ音源を再生するためには、ハイレゾ対応のスマホと音源が必要です。

音量

スピーカーの音量にこだわりたいなら、W(ワット)数を確認するとよいでしょう。スピーカーにおける W 数は、音の大きさを表します。W 数が大きいほど大音量で音が流せます。

目安として、持ち運びできるコンパクトなタイプを狭いスペースで利用するなら 3 W 〜 5 W、8 畳ほどの室内だと 10 W 程度のモデルであれば、音が十分に響きやすいでしょう。それ以上に広い空間や、屋外などの開けた空間で音楽を流したいときには、20 W 以上あるとよいかもしれません。

防水性能

水場での使用を考えているなら、防水性能の高いモデルを選ぶとよいでしょう。基本的に、家電製品の防水性能は「IPX0」から「IPX8」までの 9 等級で表記されます。防水性能における等級とは、外部からの水の侵入に対する保護等級のことです。

数字が大きい方が防水性能が高くなることを表しています。目安として、少し水滴がかかる程度の場面での利用を想定しているなら、最低でも「IPX5」以上あれば安心して使えるはずです。お風呂場や海水浴など、水没の危険を考慮するなら「IPX7」以上あるとよいでしょう。

充電持続時間

長時間連続で利用したいなら、充電バッテリーの持続時間が長いモデルが便利です。Bluetooth スピーカーの中には、1 回の充電で約 12 時間以上連続再生できるモデルもあります。

こまめな充電が不要なので、キャンプや長時間のドライブなど、バッテリー残量を気にせず音楽を楽しみたいときに役立つでしょう。

形状

Bluetooth スピーカーの形状は、メーカーや製品によってさまざまです。料理や洗濯の最中など、移動しながら音楽を楽しみたい方には、肩掛けタイプの Bluetooth スピーカーが便利です。

肩掛けタイプなら、イヤフォンやヘッドフォンと違って耳をふさがないため、音楽を楽しみつつ周囲の音も拾えます。電話の着信音やインターフォンなどを聞き逃すことがないので、作業中でも安心して使えるはずです。

360 度スピーカーなら、中央に配置することでどの角度からも均一に音を楽しめます。

内蔵機能

Bluetooth スピーカーでは、ハンズフリー通話機能を搭載したモデルや、話しかけるだけで家電やデバイスを操作できる音声アシスタント対応のモデルなどがあります。音声操作に対応しているモデルは、スマホのようなデバイスを手に持っていない場面でも扱える点が利点です。

他にも、接続した 2 台のスピーカーから同時に別々の音が出せるステレオ再生に対応したスピーカーであれば、より立体的で臨場感のある音を体感できるでしょう。搭載している機能は製品によってさまざまなので、ご自身の用途に合わせて選びましょう。

Bluetooth スピーカーを使う場合に気を付けたいこと

Bluetooth スピーカーと有線タイプのスピーカーでは、使い勝手が異なる場合があります。ここでは Bluetooth スピーカーの利用にあたって注意しておきたいポイントを紹介します。

Bluetooth スピーカーを使う場合に気を付けたいこと

接続が不安定になる場合がある

Bluetooth スピーカーは、スマホやタブレットなどのデバイスと本体をケーブルで接続しなくて済む点が魅力です。しかし Bluetooth の通信に問題が生じた場合、接続が不安定になります。そのため、音楽が途切れてしまうことがあるかもしれません。

たとえば、本体のバッテリーが切れてしまっている場合や、スマホ本体の Bluetooth 機能がオフになっている、デバイスとのペアリングがうまくできていない場合などです。そのようなときは、スマホの設定画面やスピーカーの電源状態を確認したりオフにしたり、本体とデバイスが正しい方法でペアリングできているかどうか調べたりするなど、原因に応じて対処しましょう。

その他にも、複数のデバイスで同時に Wi-Fi 通信を利用したり、電子レンジの電波干渉など周囲の環境によって接続が不安定になる場合があります。

また、デバイスとスピーカー本体の距離が離れすぎると、通信接続できなくなる可能性があります。接続がうまくいかない場合は、本体とデバイスの距離を近づけてみるとよいでしょう。

バッテリーの充電方法に注意

Bluetooth スピーカー本体を移動させたり外出先に持ち出して使用する場合は、バッテリーの充電方法に注意しましょう。 Bluetooth スピーカーには、充電タイプと常時電源につないで使用する AC 電源タイプがあります。

  • バッテリー充電タイプ : バッテリーに充電された電気を消費しながら使うためケーブル接続の必要がない

  • AC 電源タイプ : AC アダプターを電源コンセントに接続して常に給電して使うため、バッテリーは搭載されていない

アウトドアやドライブなど、屋外に持ち運んで使いたい場合は、バッテリー充電タイプの製品を選ぶとよいでしょう。一方、AC 電源タイプは据え置き型が主流でバッテリー充電タイプより高品質な傾向にあるため、音にこだわりたいなら AC 電源タイプを選ぶとよいかもしれません。

Bluetooth スピーカーを使ってさまざまなシーンで音楽を楽しもう

本体とスマホをケーブル接続する必要がない Bluetooth スピーカーは、持ち運びや移動がしやすい点が便利です。機種によっては、高音質かつ大音量で音楽の再生が可能な製品もあるため、スマホの音楽をより高音質かつ広範囲で再生することができます。

自分に合った Bluetooth スピーカーを選ぶには、音質や音量、防水性能などに注目するとよいでしょう。万が一、接続が不安定になった場合は、ペアリングや充電がきちんとできているか確認してみてください。

Bluetooth スピーカーを使って、より快適なスマホライフを楽しんでみてはいかがでしょうか。

※本記事で紹介した内容は、Android のバージョンや機種によって異なる場合があります。

※本記事で紹介した内容は、執筆時(2022 年 12 月)のものです。

▼関連記事

IoT 家電で何ができる? 代表的な家電や導入するメリットを紹介

参考:

前の記事

スマホカメラの HDR とは? 革新的な「Live HDR+」についても詳しく解説

スマホカメラの HDR とは? 革新的な「Live HDR+」についても詳しく解説

Androidの使い方 2023.03.29

次の記事

イヤフォンなどで見かける Bluetooth 5.0 って何? バージョンの違いやスマホでの活用方法を知ろう

イヤフォンなどで見かける Bluetooth 5.0 って何? バージョンの違いやスマホでの活用方法を知ろう

アクセサリ 2023.03.29