外部ストレージとスマホを直接つないでデータ移行できる! USB OTG 機能の活用方法を紹介
外部ストレージとスマホを直接つないでデータ移行できる! USB OTG 機能の活用方法を紹介

外部ストレージとスマホを直接つないでデータ移行できる! USB OTG 機能の活用方法を紹介

2023.05.12

外部ストレージとスマホを直接つないでデータ移行できる! USB OTG 機能の活用方法を紹介

「パソコンを経由せず、スマホとプリンタを USB でつなぎたい」「SD カードスロットがないスマホなので、外部ストレージにバックアップしたい」などと考えている場合、USB OTG(USB On-The-Go)機能を利用してみてはいかがでしょうか。対応するケーブルやアダプタがあれば、データ移行やスマホの操作など幅広く活用できます。本記事では、USB OTG 機能の概要や、対応スマホの確認方法、スマホでの活用シーンなどを紹介します。

USB OTG 機能とは?

USB OTG(USB On-The-Go)は USB 規格の一つであり、OTG に対応している USB デバイスやケーブルを使うと、パソコンを経由せずに USB デバイス同士を直接つなげられます。

たとえばスマホと外部ストレージをつなぎたい場合、従来の USB ではスマホをパソコンにつなぎ、そのパソコンを外部ストレージにつなげて操作する必要がありました。

しかし USB OTG が登場したことで、パソコンを介さずにスマホと外部ストレージなどの USB 機器を直接つなぐことが可能になったのです。ほとんどの Android スマホは USB OTG に対応しているため、さまざまな USB デバイスと組み合わせて幅広い活用が期待できます。

USB OTG 機能とは?

スマホで USB OTG 機能を活用するには

USB OTG 機能を使うには、USB デバイスや USB ケーブルが USB OTG に対応している必要があります。

スマホ自体も USB OTG に対応している必要がありますが、Android 2.3.4 以降のスマホはほとんどの機種が対応しています。ご自身のスマホが対応しているかをチェックしたい方は、メーカーや携帯会社のサポートサイトから確認やお問い合わせをしてください。

また、Google Play ストアには、スマホが USB OTG に対応しているか確認できるアプリもあり、手軽にチェックできるので便利でしょう。

スマホで USB OTG 機能を活用するには

購入時は差し込み口の形状に注意する

USB OTG 機能を使うためにデバイスやケーブルを購入する際に気をつけたいのが、ケーブルの差し込み口の形状です。ケーブルの差し込み口の形状にはいくつかのタイプがあります。

たとえばスマホ側は「USB TypeーC」で、USB デバイス側は「USB TypeーA」など、スマホ側と USB デバイス側でタイプが異なる場合があるのです。

そのようなときは USB TypeーA を USB TypeーC に変換するアダプタが必要になるため、変換アダプタも USB OTG に対応しているものを選びましょう。

USB デバイスの使用電力が大きいと動作しない場合もある

接続したい USB デバイスの使用する電力が大きいと、スマホに接続したデバイスが動作しない場合があるので注意しましょう。

スマホと USB OTG 機能の便利な使い方 5 選

ここからは、Android スマホでの USB OTG 機能の活用例をいくつか紹介します。

※本記事で紹介する内容は、すべての USB デバイスや Android スマホでの動作を保証するものではありません。

スマホと USB OTG 機能の便利な使い方 5 選

外部ストレージと直接つないでデータをやり取りできる

前述したとおり USB OTG は、USB メモリや SD カード、外付けハードディスクなどの外部ストレージと、パソコンを経由せずに直接データのやりとりができます。

そのため、外出先で Wi-Fi 環境がないときや、オンライン ストレージ以外へバックアップしたい場合などに便利でしょう。SD カードスロットのない機種でも、外部ストレージと接続してバックアップをとることが可能です。反対に、外部ストレージからスマホへのデータ移行もできます。

ほかにも、デジタルカメラで撮影した SD カードなどに保存されている写真を、オフラインでスマホにシェアしたいときなどにも役立つでしょう。

実際にデータ転送してみた感想はこちらもチェック。もっと便利な使い方を Android ユーザーが動画で紹介。

マウスやキーボードに接続してパソコンのように操作できる

USB OTG 機能では、マウスやキーボードなどパソコンの周辺機器とつないでスマホを操作できます。これらの接続に設定は不要で、スマホとつなぐだけで使えるようになります。

たとえば、スマホで長文を書きたいときはキーボードを接続すると便利でしょう。USB ハブ(複数のデバイスと接続できるアダプタ)があれば、複数のデバイス機器を同時につなぐことも可能です。画面の大きなスマホにマウスとキーボードを接続して、パソコンに近い操作をすることもできます。

ただし、USB デバイスがスマホでの操作に対応している必要があるので、製品のホームページやパッケージなどで確認しておきましょう。

プリンタと直接つないでスマホのデータを印刷できる

コンビニなどにあるプリンタ サービスのように、Android スマホと接続して印刷できる家庭用のプリンタもあります。パソコンを経由しなくてもよいため、より手軽に印刷できるのではないでしょうか。

たとえば、スマホアプリで作成した誕生日カードや年賀状、スマホで撮影した写真をプリントアウトできます。

こちらも、USB OTG 対応のプリンタやケーブル、スマホが必要なので、事前にチェックしてから試しましょう。

ゲーム用コントローラに接続して遊べる

スマホの接続に対応したゲーム用コントローラもあります。スマホゲームを楽しむときに活用すれば、より快適に操作できるかもしれません。

USB ハブを使えば、ディスプレイにつなぎながらゲーム用コントローラを使うこともできます。ゲームの臨場感が一段と増すことでしょう。

接続先を充電器代わりにできる

別のスマホやタブレットなどに接続すると、それらを充電器として使用できる場合があります。

本来は純正の充電器やモバイル バッテリーを使用すべきですが、通常の充電方法が利用できない場合には活用してみてもよいかもしれません。

USB OTG 機能を活用してスマホの可能性を広げよう

USB OTG(USB On-The-Go)は USB 規格の一つです。パソコンを介さずに USB デバイス同士をつなぐことができます。

たとえば、スマホと外部ストレージを直接つないでデータのやりとりができたり、スマホとマウスやゲーム用コントローラなどを接続できたりします。スマホや USB デバイス、ケーブル、変換アダプタが USB OTG に対応している必要がありますが、スマホの使い方の幅を広げてくれる機能といえるでしょう。

USB OTG を活用して、あなたらしい使い方を見つけてみませんか。

※本記事で紹介した内容は、Android のバージョンや機種によって異なる場合があります。

※本記事で紹介した内容は、執筆時(2023 年 4 月)のものです。

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