運動や健康状態を記録できる Google Fit の使い方や魅力を解説
運動や健康状態を記録できる Google Fit の使い方や魅力を解説

運動や健康状態を記録できる Google Fit の使い方や魅力を解説

2023.01.05

運動や健康状態を記録できる Google Fit の使い方や魅力を解説

リモートワークの機会が増えたことで運動不足だと感じている方や、運動がしたいけれどなかなか始められない方もいるのではないでしょうか。そのような方には適度な運動計画を立てるためのアイテムとして、運動と健康状態を記録できるアプリがあります。Google Fit はあらかじめ目標を設定し、日々のウォーキングやランニングの歩数などを記録できる健康管理アプリです。スマホで手軽に健康管理がしたい方や、日々の運動記録を残したい方はインストールしてみてはいかがでしょうか。本記事では、 Google Fit アプリでできることや、その使い方について紹介します。

Google Fit は運動や健康状態を記録できるアプリ

Google Fit は、Google が提供する健康管理アプリです。Google Fit アプリを使えば、スマホで歩数や心拍数、呼吸数の計測ができるほか、日常生活やウォーキング、サイクリングなどで消費したエネルギーが自動的に記録されます。日々の運動量の確認や、適度な運動量を考えるのにも有用でしょう。

立てた目標を達成できると、運動する楽しみが増えるのではないでしょうか。

Google Fit は運動や健康状態を記録できるアプリ

Google Fit を始めよう

Google Fit アプリは、Google Play ストアからインストールできます。使用する前に、基本情報を入力することで、自分にあった運動強度を確認したり、アドバイスを受けられたりします。また、目標を設定しておけば、日々の達成度を確認できて、運動の励みになるでしょう。

ここでは、スマホで Google Fit アプリを使い始めるときにやっておきたい設定を紹介します。

※Google Fit アプリを使用するには、Google アカウントが必要です。

Google Fit を始めよう

基本情報の登録

まず Google Fit アプリを開いて、Google アカウントでログインします。次に、性別、生年月日、体重、身長をを入力することで、フィットネス データの精度を高めることができます。

また、アクティビティの記録をオンにすると、バックグラウンドでの運動の歩数、距離、カロリーなどを自動で計測し記録可能です。ウォーキング、ランニング、サイクリングなどでこれらの指標を記録したい場合は、オンにしておくとよいでしょう。

運動目標の設定

Google Fit アプリでは、1 日の歩数や、通常より強めの運動を行った際に計測されるハートポイント(強めの運動)の目標設定が可能です。目標を設定して日々の成果を確認することで、運動の習慣化を目指してみるのもよいかもしれません。目標の達成状況はアプリのホーム画面のグラフで確認できます。

【ハートポイント(強めの運動)とは】

心臓病のリスクを低減するため、アメリカ心臓協会(AHA)と世界保健機関(WHO)では、日常的に身体を動かすことを推奨しています。1 週間に中程度の運動を 150 分以上、または強めの運動を 75 分以上行うことが推奨されています。このガイドラインに沿って運動できるように、Google Fit では、「ハートポイント(強めの運動)」と「歩数」の形式で運動量が記録されます。

1 分運動すると、ハートポイントを 1 獲得できるため、必要な運動時間を元にハートポイント(強めの運動)の目標を決めるとよいかもしれません。

Google Fit アプリで運動の内容を記録、確認しよう

Google Fit アプリには、運動の内容を記録する機能があります。また、運動の状況をリアルタイムで表示したり、過去の運動の履歴を確認したりできます。自動で計測して記録される運動もあるため知っておくと便利でしょう。

Google Fit アプリで運動の内容を記録、確認しよう

運動内容を自動で記録する

Google Fit アプリでは、歩数と消費エネルギーをバックグラウンドで、自動で計測し記録できます。

歩数は Google Fit アプリをインストールしているスマホを持ち歩くだけで自動計測され記録されます。歩数をもとに、運動した距離の計測も可能です。ジョギングやウォーキングをする方や、通勤時の歩数を確認したい方に便利な機能でしょう。

また、消費エネルギーも自動計測され記録されます。登録した身長や体重、歩数データなどをもとに計測され、計測された記録は日単位や週単位、月単位で確認が可能です。歩数や消費エネルギーの記録を振り返ることで、適度な運動量の指針を立てやすくなるのではないでしょうか。

運動の状況をリアルタイムで確認

運動中の消費エネルギーや歩数、ハートポイント(強めの運動)の獲得状況、時間、歩数、距離などをリアルタイムで確認する「エクササイズの管理」機能があります。ご自身が行う運動の種類を選択すれば、自動で計測してアプリに表示できます。ウォーキングやランニング中にペースを確認したいといったシーンで役立つでしょう。

エクササイズの管理で計測した運動状況はアプリに記録されます。ウォーキングやランニングの他にも、ゴルフ、サイクリング、テニス、水泳、野球など豊富なアクティビティの中から、自分の行う運動の種類を選択できるため、バックグラウンドで自動計測される運動以外を記録するときに便利でしょう。

また、リアルタイムの情報は、音声で確認もできます。1 km ごと、500 m ごとなど距離や、10 分ごと、5 分ごとなど時間に応じて、音声で状況を知らせてくれます。たとえば、ウォーキングでは、歩いた距離や経過時間をスマホが音声で知らせてくれます。両手をあけた状態で運動がしたい方や、スマホをポケットやバッグに入れた状態で運動がしたい方は使ってみるとよいかもしれません。

【リアルタイムで情報を確認する方法】

  1. スマホで Google Fit アプリを開きます
  2. 追加アイコン(+)をタップして「エクササイズを管理」アイコンをタップします
  3. 下矢印をタップし、開始するアクティビティを選択します
  4. [〇〇を開始] をタップします(〇〇 にはアクティビティ名が入ります)

自転車に乗る場合は、スマホをポケットに入れてください。自転車に取り付けたりバックパックに入れたりした場合より、正確に記録できます。

また、アクティビティの種類から [一定ペースのウォーキング] を選択すると、自分で設定したペースに合わせてバックグラウンドで音を流せます。たとえば、早歩きをしたい場合は 1 分間に 100 歩 と設定して、ペース音のリズムにあわせて歩けば、ペースを維持しやすいでしょう。

通勤や散歩などのシーンで手軽にエクササイズができるため、運動を日常生活に取り入れやすいかもしれません。

※一部の測定はアクティビティにより異なります。

運動内容を手動で記録する

リアルタイムで記録できなかった運動や、自動で記録されない運動は、後から手動で記録できます。筋力トレーニングや水泳をはじめ、さまざまな運動で消費したエネルギーなどを記録する「アクティビティの追加」機能を使ってみましょう。

アクティビティによって記録できる内容が異なり、豊富な種類の運動を手動で選択できます。日々の運動内容を記録することは、効果的な運動メニューを考えるために役立つのではないでしょうか。

【アクティビティの追加から運動を記録する方法】

  1. スマホで Google Fit アプリ開きます
  2. 右下の追加アイコン(+)をタップします
  3. [アクティビティの追加] をタップします
  4. 情報を入力し、[保存] をタップします

保存したアクティビティは、ホーム画面下部の日誌アイコンから確認できます。保存したアクティビティをタップした際に上部に表示される編集アイコン(鉛筆マーク)から、編集も可能です。

Google Fit アプリで呼吸数や心拍数を測定しよう

Google Fit アプリを使えば呼吸数や心拍数をスマホで測定することもできます。健康状態のチェックに役立ててみてはいかがでしょうか。

Google Fit アプリで呼吸数や心拍数を測定しよう

呼吸数を測定する

呼吸数は、スマホのカメラ機能を利用して、顔と胸の位置を検出することで計測されます。

【呼吸数を測定する方法】

  1. スマホで Google Fit アプリを開きます
  2. 画面下部の [ホーム] をタップします
  3. 「呼吸数の記録」までスクロールして、[はじめる] をタップします(「呼吸数の記録」が表示されない場合は、画面下部の参照アイコン → [バイタル] から探せます)
  4. フレームに収まるよう自分の位置を調整し、身体を動かさないようにして、画面上の手順に沿って操作します
  5. 記録が完了するまで、普段どおりに呼吸します
  6. [測定結果を保存] をタップします

より正確に測定するためには、スマホを安定した場所に置いて、座った姿勢で測定を行うとよいでしょう。

心拍数を測定する

スマホのカメラ機能を利用して、心拍数の計測も可能です。心拍数チェックは、スマホのレンズに指先を当てて行います。

【心拍数を測定する方法】

  1. スマホで Google Fit アプリを開きます
  2. 画面下部の [ホーム] をタップします
  3. 「心拍数の確認」までスクロールして、[はじめる] をタップします(「心拍数の確認」が表示されない場合は、画面下部の参照アイコン → [バイタル] から探せます)
  4. 背面カメラのレンズを指で軽く押し続け、画面上の手順に沿って操作します
  5. [測定結果を保存] をタップします

手が冷たい状態だと、指の血流が減少し、心拍の伝わりが悪くなってしまうことがあります。手が温かい状態で測定しましょう。また、心拍数を測定する際は、明るい場所で操作してください。薄暗い場所の場合は、カメラを光源に向けるか、スマホのライトをオンにするとよいでしょう。

※呼吸数や心拍数の記録は、疾患や病態の診断、治療、緩和、予防を目的としたものではありません。健康に関するご質問は、医療の専門家にお問い合わせください。

他のアプリと連携もできる

Google Fit アプリは、さまざまなアプリと同期することもできます。他のアプリと同期することで、計測の精度が上がったり、計測できる項目が増えたりします。

たとえば、カロリー計算ができるアプリと連携すれば、日々の摂取カロリーを確認したうえで、消費したいカロリーにあわせて運動目標を立てられるでしょう。

筋トレやストレッチの手順等を見ながら運動できるアプリと同期すれば、そのアプリを使って運動した時間や消費カロリーを Google Fit アプリに記録できます。どのような運動をすれば良いかわからない方は、運動の方法やメニューを提案してくれるアプリを活用してみるのもよいかもしれません。

なお、Google Fit と同期可能なアプリは、こちらからご確認いただけます。

他のアプリと連携もできる

スマートウォッチを連携してさらに便利に

Google Fit アプリはスマートウォッチとの連携も可能です。スマートウォッチはタッチスクリーンや GPS 、心拍数センサーなどを搭載している、腕時計型のウェアラブル デバイスです。

スマートウォッチを Google Fit アプリと連携させることで、歩数と総歩行距離の測定や消費カロリーの確認、スクワットなどの回数のカウントなどが自動で記録できます。スマホをポケットに入れて運動するのが難しい場合などに Google Fit に対応しているスマートウォッチがあれば、腕時計を付けて運動する感覚でアクティビティの記録ができるでしょう。

スマートウォッチ上で目標を作成してから運動を始めると、スマートウォッチの画面に目標の進行状況バーが表示されます。達成状況をチェックしながら運動を楽しめるでしょう。設定した目標を達成すると通知を受け取れます。

また、心拍数センサー付きのスマートウォッチには心拍数をより正確に確認できるものもあります。スマートウォッチで計測した詳細なデータを Google Fit に記録すれば、 健康や体調の管理に役立てられるかもしれません。

※スマートウォッチの心拍数機能は医療用ではなく、情報提供のみを目的としています。新しいフィットネス プログラムや栄養プログラムを開始する際は、事前に医師にご相談ください。

スマートウォッチを連携してさらに便利に

Google Fit を使って目標を達成しよう

Google Fit は、日々の運動内容や健康状態を記録できるアプリです。アプリを使って、運動目標の設定や運動状況の記録ができます。設定した目標は、チャレンジしたい運動量に応じて変更可能です。自分の立てた運動メニューで目標が達成できると、運動の新しい楽しみ方を発見できるかもしれません。

また、呼吸数や心拍数の測定もできます。健康管理や運動の習慣化のサポート、運動の記録などで活用してみてはいかがでしょう。

※本記事で紹介した内容は、Android のバージョンや機種によって異なる場合があります。

※本記事は、2022 年 12 月時点に Google Pixel 6(Android 13)で検証しました。

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