待ち合わせに便利!スマホで自分の現在地を共有する方法や相手の位置情報を確認する方法を解説

2025 年 10 月 09 日

待ち合わせに便利!スマホで自分の現在地を共有する方法や相手の位置情報を確認する方法を解説

外出先などで人と待ち合わせるとき、自分が今いる場所を相手に簡単に伝えたい、と思ったことはありませんか?お互いの現在地がわかればスムーズに待ち合わせでき、相手が道に迷っても迎えに行くことができます。本記事では、Android スマホで自分の現在地を確認して共有する方法のほか、相手の居場所を確認する方法、共有できない場合の解決法などについて解説します。

Android スマホで現在地を共有するには

Android スマホを使って、自分が現在いる場所を待ち合わせする相手に伝えるには、Google マップ アプリの「現在地の共有」機能が役立ちます。自分や相手の現在地をお互いに共有できるので、スムーズに待ち合わせができるでしょう。

Android スマホで現在地を共有するには

自分の現在地を確認する方法

Google マップは、GPS やモバイル ネットワーク信号、Wi-Fi 信号などの電波を受信した位置情報をもとに、可能な限り正確な現在地を推定することができます。待ち合わせた相手に「現在地の共有」機能を使って共有するために、まず自分の現在地を把握しましょう。Google マップ アプリに位置情報を許可していれば、今いる場所を以下の手順で確認できます。

  1. Google マップ アプリを開きます
  2. 現在地が青い点で地図上に表示されます。青い点が表示されない場合は、画面右下の現在地アイコンをタップします
Google マップ アプリで現在地を見る画面

地図データ © 2025 Google

青い点をタップすると、現在地の住所や付近の情報が確認できます。現在地の情報が表示された画面からマップの表示画面に戻るには、画面左上の矢印アイコンをタップしてください。

なお、建物内や地下で使用すると、GPS の精度が落ちて位置情報が正常に表示されない場合があります。その場合、場所の移動やスマホの再起動、Wi-Fi をオンにすると解決することがあります。

※位置情報に関するポップアップが表示されたら、画面の指示に従って位置情報の権限を許可してください。

Google マップで自分の現在地を伝えよう

Google マップ アプリで現在地を共有する方法は、相手が Google アカウントを持っているか、持っていないかによって異なります。ここでは Google アカウントを持っている人、持っていない人それぞれに共有する方法や、目的地までのルートを伝える方法を解説します。

Google マップでは、共有する時間を設定できて、制限時間が過ぎると自動的にオフになります。共有を途中で解除することもできるので、相手が到着したタイミングで共有機能を停止するとよいでしょう。リアルタイムに位置情報を共有するには、位置情報をオンにしておく必要があります。位置情報を共有すると、自分や相手の現在地や Android スマホのバッテリー残量といった情報が共有されます。

※機種やアプリのバージョンによって、手順や画面が異なる場合があります。

Google マップで自分の現在地を伝えよう

Google アカウントを持っている人に伝える場合

Google アカウントを持っている人に現在地を伝える場合は、次の手順で操作します。現在地を共有したい人の連絡先が登録されていない場合は、連絡先アプリで追加しておきましょう。

  1. 共有する相手の Gmail アドレスを Google コンタクトに登録していない場合は、追加しておきます
  2. Google マップ アプリを開きます
  3. 右上のプロフィール アイコンをタップします
  4. [現在地の共有] を選択します
  5. 「いつでも、つながろう」というポップアップが表示されたら、内容を確認して [現在地を共有] をタップします。連絡先へのアクセスを尋ねるメッセージが表示されたら、許可します
  6. 位置情報を共有する時間(最小 15 分間、最大 1 日間。もしくは無効にするまで)を+ボタンと-ボタンで指定します
  7. 共有したい人のアイコンをタップします。身体活動データへのアクセスや、デバイスの通知を有効にするかを尋ねるメッセージが表示されたら、Google マップにアクセスを許可します
  8. [共有] をタップします

※連絡先アプリに連絡先を追加する方法は、ヘルプセンターの連絡先を追加、移動するをご覧ください。

スマホの連絡先管理を便利にする Google コンタクトをマスターしてみよう

スマホの連絡先管理を便利にする Google コンタクトをマスターしてみよう

Google アカウントを持っていない人に伝える場合

Google アカウントを持っていない人に現在地を共有する場合は、以下の操作を行います。

  1. Google マップ アプリを開きます
  2. 右上のプロフィール アイコンをタップします
  3. [現在地の共有] をタップします
  4. 「いつでも、つながろう」というポップアップが表示されたら、内容を確認して [現在地を共有] をタップします
  5. 位置情報を共有する時間(最小 15 分間、最大 1 日間。もしくは無効にするまで)を+ボタンと-ボタンで指定します
  6. 連絡先アイコンが表示された下の欄にある [クリップボードにコピー] をタップします
  7. 「リンクで共有しますか?」のポップアップが表示されたら、内容を確認して [共有] をタップします
  8. クリップボードにコピーされたリンクを、メッセージ アプリやメールなどで送信します

リンクを知っている人は、指定された期間(最長で 24 時間)、あなたのリアルタイムの位置情報を確認できます。直接リンクを共有した人以外でも、リンクを知っていればあなたの現在地を確認できてしまうため、リンクの取り扱いには注意してください。

目的地までのルートも合わせて共有する

ルートの共有画面

地図データ © 2025 Google

現在地と一緒に目的地までのルートを共有することもできます。操作方法は以下のとおりです。

  1. Google マップ アプリを開きます
  2. 住所や店名を検索するなどして、目的地を地図上に表示します
  3. 目的地をタップします
  4. [ナビ開始] をタップします
  5. 画面下部(時間や距離などが表示されている部分)をタップします
  6. [移動状況を共有] をタップします
  7. 共有したい人のアイコンをタップします
  8. [共有] をタップします

この操作を行った場合のみ、現在地と目的地までのルートを共有できます。現在地やスマホのバッテリー残量、目的地への経路、到着予定時刻も相手と共有できるので、待ち合わせ場所に到着するまでどれくらいの時間がかかるのか、今、どの辺りを移動しているのかなど現状を伝えたいときに役立つでしょう。

相手が Google アカウントを持っていない場合でも、リンクをクリップボードにコピーして、メールやメッセージ アプリに貼り付けて送信すれば、目的地までのルートを共有できます。

Plus Codes で現在地を共有する

Google が提供する、住所代わりの簡略なコードで位置情報を示す Plus Codes で現在地を共有することも可能です。Plus Codes は緯度と経度に基づいており、「MP43+V5 渋谷区、東京都」のようなシンプルな英数字の組み合わせで表現されます。たとえば建物に複数の入り口がある場合でも、Plus Codes なら入り口も含めて指定することができます。

また、住所の無い場所の共有も可能です。海岸など住所の無い場所や、広い敷地内で居場所をピンポイントで共有する際に役立つでしょう。Plus Codes の詳細な使い方については、Plus Codes を使用して場所を検索、共有するをご確認ください。

相手の現在地を知りたいときは

待ち合わせ相手が道に迷っているかもしれない。家族とはぐれてしまった。このようなときに、相手の居場所がわかると安心ですよね。Google マップでは相手が許可した場合に相手の位置情報を確認できます。ここでは Google マップ アプリで相手の現在地を知る方法や、知っておくと便利な設定を解説します。

相手の現在地を知りたいときは

位置情報を共有してもらえるようリクエストする

Google マップでは相手に位置情報を共有してもらえるようリクエストできます。リクエストは、あなたの位置情報を共有したことのある相手、またはあなたと位置情報を共有したことのあるユーザーに対して行えます。操作手順は以下のとおりです。

  1. Google マップ アプリを開きます
  2. 右上のプロフィール アイコンをタップします
  3. [現在地の共有] をタップします
  4. 現在地を知りたい相手のアイコンをタップします
  5. [リクエスト] をタップします

以上の操作を行うと、リクエストした相手の Google マップ アプリやメールアドレスに通知が送られます。相手が Google マップ アプリの通知をタップ、またはメールに記載されている [Google マップで現在地情報を共有] をタップすると Google マップが起動し、共有を許可すると、お互いの現在地やバッテリー残量が共有されます。

相手の位置をライブビューで確認する

ライブビューは、Google マップに位置情報を認識させて AI と AR を使用し、スマホカメラを通して映し出された実際の風景の中に、矢印や経路などの情報が立体的に表示される機能です。共有して使えば、お互いの位置が視覚化されるので、待ち合わせをする際に活用できます。

地図が苦手で進む方向がわからないときに役立つ機能でしょう。なお、使用するには、最新バージョンの Google Play 開発者サービス(AR)のインストールが必要です。

Google マップ アプリの [現在地の共有] から相手のアイコンをタップして、画面右下にある [表示] をタップします。画面の指示に沿ってスマホを動かして現在地が認識されると、相手のいる方向やそこまでの距離がライブビューで確認できます。

また、[ナビ開始] をタップすると、相手のいる場所までライブビューで案内してくれます。広いテーマパークなどで待ち合わせをする際に役立つでしょう。

※この機能はベータ版であり、一部のスマートフォンで利用できます。
※ライブビューは、必要な時に限り、使うことをおすすめします。たとえば、歩き始めるときや、曲がり角に来たとき、目的地の近くに来たときにご活用ください。経路案内が不要になったら、スマホをしまうことをおすすめします。

相手の位置情報をこまめにチェックしたいとき

現在地を共有している相手の居場所をこまめに確認したい場合は、ホーム画面にショートカットを追加しておくと便利です。

  1. Google マップ アプリを開きます
  2. [現在地の共有] をタップします
  3. ショートカットを作成したい相手のアイコンをタップします
  4. その他アイコン(︙)をタップします
  5. [ホーム画面に追加] をタップします

以上の操作を行うと、ホーム画面の空いているところにショートカットが追加されます。ショートカットをタップするだけで、相手の現在地を確認できます。

※相手の現在地を確認できるのは、設定された共有時間内のみとなります。
※あらかじめ現在地を共有してもらう必要があります。

現在地の共有ができないときは

現在地をリアルタイムに共有するには、インターネット接続が必要です。Google マップは GPS や Wi-Fi などの情報をもとに現在地を推測しているので、まずは電波状況を確認してみましょう。電波状況に問題がない場合は、次のことを確認してください。

現在地の共有ができないときは

位置情報の権限を確認する

リアルタイムの位置情報を共有するには、Google マップ アプリが常に位置情報を取得できる設定にしておく必要があります。設定アプリを開き、[位置情報] から [マップ] を選択して [常に許可] にチェックが入っているか確認しましょう。

位置情報のイメージ

Android デバイスの位置情報を便利に使おう!メリット・注意点や設定方法を解説

バッテリー セーバーの設定を確認する

「バッテリー セーバー」などのスマホの消費電力を抑える機能がオンになっている場合は、現在地の共有ができないことがあります。たとえば Google Pixel の場合は、バッテリー セーバーがオンになっていると、リアルタイムに現在地の共有ができません。以下の手順でバッテリー セーバーをオフにしましょう。

  1. 設定アプリを開きます。もしくは、Google マップ アプリの「バッテリー セーバーをオフ」のポップアップ画面から [設定に移動] をタップして、手順 3 に進みます
  2. [バッテリー] をタップします
  3. [バッテリー セーバー] をタップします
  4. [バッテリー セーバーを使用] をタップして、オフにします

以下の画像が、バッテリー セーバーがオフになっている状態です。

バッテリー セーバーがオフの状態

※以上の方法で解決しない場合は、ヘルプセンターの現在地の共有設定を管理するをご覧ください。

Android の Google マップ を便利に使おう!活用術や正常動作しないときの対処方法

Android の Google マップ を便利に使おう!活用術や正常動作しないときの対処方法

現在地の共有の解除や特定の相手を非表示にするには

現在地を共有する際に設定した制限時間が過ぎると、共有機能は自動的にオフになります。設定した時間内に自分の現在地の共有を解除したい場合は、[現在地の共有] から共有を解除したいユーザーのアイコンをタップし、[停止] をタップすれば完了です。自分の現在地が相手の Google マップ アプリに表示されなくなります。

また、自分の Google マップ アプリ上に表示されている相手の現在地を非表示にしたいときは、非表示にしたいユーザーのアイコンをタップし、その他アイコン(︙)から [〇〇さんを地図で非表示] をタップすれば完了です。複数人との待ち合わせで、既に合流した人を非表示にするときに便利でしょう。

現在地の共有の解除や特定の相手を非表示にするには

Google マップで現在地を共有してスムーズな待ち合わせを

Google マップ アプリを使えば、自分が今いる場所を地図上で把握することができます。さらに、待ち合わせの際に「現在地の共有」機能を使えば、現在地や移動経路などを簡単に共有できて便利です。お互いの現在地をリアルタイムに確認できるので、スムーズに待ち合わせができるでしょう。

本記事を参考にして、Google マップ アプリを外出時や待ち合わせ時などにお役立てください。

※Google マップのルートを使用して移動する際は、くれぐれも用心してください。常に周囲に注意して自分と周りの人の安全を確保できるようにしてください。歩きながらのスマホは大変危険です。立ち止まり、安全な場所で使用しましょう。

※本記事で紹介した内容は、Android のバージョンや機種によって異なる場合があります。
※本記事は、2025 年 7 月時点に Google Pixel 8(Android 16)で検証しました。

水色の Google Pixel 8 Pro で自撮り写真を撮っている人たち。

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