スマホが充電できない原因
スマホをケーブルにつないでも充電できないケースがあります。まずは、一般的に考えられる原因を解説しますので、あてはまるものがないかを確認してみましょう。
ケーブルの断線や故障
ケーブルが断線していたり、コネクタの接続不良が起こっていたりするとスマホへの充電ができない場合があります。抜き挿しを繰り返すことの多いケーブルは内部で断線しているケースも考えられるでしょう。また、新しい商品でも接続不良が起こる可能性は否定できません。
アダプターの故障
ノートパソコンなどコンセント以外の電源では、充電に時間がかかることもあるため、電源にはコンセントの使用が推奨されています。コンセント使用時に、電源アダプターからケーブルを経由してスマホを充電する場合、アダプター自体に不具合があると充電がうまくいかない場合があります。
スマホのコネクタが故障している
スマホのコネクタ側が故障していることが原因で充電できない場合もあります。スマホの充電を繰り返すうちに、コネクタへ負荷がかかってしまうためです。ケーブルにもアダプターにも故障の原因が見当たらない場合は、スマホ本体のコネクタ部分に不具合が生じているかもしれません。
また、スマホのコネクタが USB-C ポートの場合、ポートに水や液体が検知されるとポートが自動的に使用できなくなるケースもあります。メッセージが表示された場合、Google Pixel では、こちらの手順で解決できます。
ソフトウェアの不具合
何らかの原因で、ソフトウェア が不具合を起こしていて充電できないという可能性もあります。ソフトウェア の不具合の原因には、Android のバージョンが古いままであったり、最近インストールしたアプリがきっかけになっていたりと、さまざまなケースが考えられます。
スマホのバッテリーが劣化している
長期間スマホを利用していると、スマホのバッテリー自体が劣化します。ケーブルやアダプターなどの不具合が確認できない場合は、バッテリーの劣化が原因の可能性があります。
充電できない場合の対処方法 6 選
スマホが充電できない場合には、その原因に応じた対処をしてみましょう。
ケーブルを取り替えてみる
スマホにケーブルを挿しても充電ができない場合は、別のケーブルに取り替えて試してみてください。他のケーブルで充電できるようであれば、ケーブルの断線や接触不良が原因だと考えられます。
アダプターを取り替えてみる
ケーブルを取り替えても充電ができない場合は、ケーブルはそのままでアダプターを取り替えてみてください。充電できるようになった場合は、アダプターの故障などが考えられます。
また、アダプターの故障は漏電などを引き起こす恐れがあります。故障したアダプターを再度電源に挿し込むことはやめましょう。
コネクタの掃除をしてみる
ケーブルやアダプターを取り替えてみても充電ができない場合は、スマホのコネクタを綿棒や乾いた布などで掃除してから充電し直してみましょう。コネクタに詰まったゴミなどを取り除くことで、充電できるようになる可能性があります。
ソフトウェアを最新にアップデートしてみる
ソフトウェアを最新の状態にアップデートすることで充電ができるようになる可能性もあります。ソフトウェアのアップデートを確認して、最新のアップデートができる場合は試してみましょう。
また、ソフトウェアの一時的な不具合の可能性もありますので、端末の再起動をすることで解決する場合もあります。
バッテリーや電池を交換してみる
バッテリーが劣化している場合は、スマホのバッテリーの交換が必要です。近年、発売されているほとんどのスマホは取り外し不可能なバッテリーを採用しています。
スマホで使用している充電式リチウムイオン電池は取り扱いに注意が必要な部品であり、破損した場合、けがの原因となる恐れがあります。自身でのバッテリー交換は行わず、キャリアやスマホを提供する各メーカーなどに相談、問い合わせをしましょう。
また、長い間使用していなかったスマホが充電できない場合、電池が枯渇してしまい充電しても充電中の画面が表示されない可能性も考えられます。このようなときは、ケーブルをさしたまま 30 分程放置して充電ができるか確認すると良いでしょう。
スマホの温度を下げる
直射日光が当たる場所や夏の車内など、スマホを暑い場所に置いておくと放熱できなくなります。本体の温度が上がると、安全のため充電を停止する場合があり、充電できない可能性も考えられます。
このような場合は スマホを室内や日陰などの涼しい場所に置いて、本体の温度が下がるまで待ってから充電しましょう。
スマホのバッテリー残量が「増えない」場合の原因と対処方法
スマホを充電しているときは、充電ランプが点灯したり、画面に充電中を示すアイコンが表示されます。点灯や表示されない場合には「充電できていない」と判断もできますが、点灯や表示があるにもかかわらず「バッテリー残量が増えない」というケースもあるようです。
ここからは、バッテリー残量が増えないときの対処方法をみていきましょう。
電源アダプターを交換する
電源アダプターの出力が弱い場合、充電に時間がかかる可能性があります。スマホを正常に充電するには、十分な電力を供給できるアダプターが必要なのです。純正品以外のアダプターを利用した際も、充電に時間がかかる傾向が見られます。
純正のアダプターを使っていてもバッテリー残量が増えない、十分に充電してもすぐにバッテリーが切れてしまう、あるいは満充電にならない場合は、アダプター自体が壊れている可能性もあります。新しい純正のアダプターを使って充電してみましょう。
なお、壊れているアダプターを使うことは危険ですので、アダプターに不具合がある場合は速やかに新しいものと取り替えてください。
ケーブルを交換する
電源アダプターとスマホをつなぐケーブルの種類（規格）によっても充電速度が落ちてしまったり、充電されなかったりするケースがあります。純正品以外のケーブルを使うと、バッテリー残量が増えない傾向も見られるようです。新しい純正のケーブルを使って充電してみましょう。急速充電ができないなどの場合は、こちらをご覧ください。
なお、破損したケーブルを使い続けることは危険です。速やかに新しいケーブルと取り替えてください。
コンセントで充電する
USB 充電も利用できますが、AC アダプターで充電したときよりも充電時間が長くなります。また、接続環境によっては充電できないことがあります。スマホを適切に充電したい場合は、電源アダプターをコンセントに挿し込むとよいでしょう。
スマホを修理する
スマホの不具合でバッテリーの残量が増えず、充電そのものができない可能性もあります。キャリアやメーカーに問い合わせて、スマホを修理をするなどの対処をしましょう。
起動中のアプリを終了する
スマホアプリの中にはバックグラウンドで動作するものもあり、アプリが動き続けていると充電のスピードが遅く感じる可能性があります。バックグラウンドで起動しておく必要がないアプリが起動している場合は、そのアプリを終了させることで充電スピードが速くなることもあります。
バッテリーの消耗をおさえる方法
スマホの充電ができなくなる原因はさまざまですが、日頃からバッテリーの消費をおさえることも、スマホのバッテリーを長持ちさせる方法の一つです。
Android のバッテリー セーバー機能を使うことで、バッテリー消費をおさえることも可能です。バッテリー セーバーについてはこちらをご覧ください。バッテリー残量が少ないのにすぐに充電できないときなど、バッテリーの長持ちを重視したいときは、試してみるとよいでしょう。
※バッテリー セーバーがオンのときは、ダークモードがオンになり、バックグラウンド アクティビティが制限されたりオフになったりします。この状態では、一部の視覚効果、機能、ネットワーク接続、アプリで遅延が生じることがあります。
スマホが充電できない場合は対処方法を順番に試してみよう
スマホが充電できなくなったら、まずはその原因を特定する必要があります。周辺機器が故障していたり、スマホのバッテリーが劣化していたり、その原因はさまざまです。原因を突き止めて正しい対処をしましょう。
※本記事で紹介した内容は、Android のバージョンや機種によって異なる場合があります。
※本記事で紹介した内容は、執筆時（2022 年 9 月）のものです。
