eSIM に対応した Android スマホにはどんな機種がある? eSIM の基礎知識やメリット・デメリットもおさえよう

Android 端末 2022.05.16

近年、多くのメーカーが eSIM に対応したスマホを提供しています。そんな中、「eSIM に対応したスマホの種類が知りたい」という方もいれば、「そもそも eSIM が何なのかわからない」という方もいるでしょう。本記事では、eSIM に対応した Android スマホの機種の例や、eSIM とは何かといった基礎知識についても解説します。

eSIM の基礎知識

eSIM (Embedded Subscriber Identity Module)とは、「組み込み(Embedded)」とあるように、スマホ本体と一体型になった SIM のことです。また、キャリア(通信事業者)に登録する際には、SIM カードを差し替えることなく、オンラインでプロファイルの変更ができます。スマホを携帯電話として使用するには、キャリアとの契約が必要です。この契約内容は、SIM カードという電磁的記録媒体にプロファイル(契約を締結しているものを特定するための情報)として記録しています。そのため、スマホに SIM カードを差し込めばキャリアとの契約者であることが認識され、モバイルデータ通信ができるようになるのです。

従来のスマホで利用されている SIM のほとんどは、抜き差し可能な SIM カードでした。しかし、近年では、SIM カードに記録していたプロファイルをスマホに直接書き込む方式が採用され、SIM カードを差し替える必要がなくなってきました。簡単にいえば、SIM カードがスマホに内蔵されているようなイメージだといえるでしょう。

このように、ユーザーが SIM カード自体を触ることなく、プロファイルの登録がオンラインで完結するサービスを一般的に eSIMサービスと呼びます。

eSIM 対応の Android スマホ

近年提供されている各メーカーの Android スマホには、eSIM 対応の機種が増えています。

たとえば、以下のようなスマホが挙げられます。

※日本で発売されている機種については、eSIM に対応していない場合があります。


【Pixel】

  • Google Pixel 6
  • Google Pixel 6 Pro

【Galaxy】

  • Galaxy S21 ultra 5G

【OPPO】

  • OPPO Find X3 Pro

ここに紹介した機種の他にも、AQUOS や Xiaomi などからも eSIM 対応のスマホが提供されています。

eSIM に対応しているかを確認する場合は、各メーカーやキャリアの公式製品ページにある「技術仕様」などの項目を確認するとよいでしょう。ほとんどの場合、利用可能な SIM の種類が掲載されています。

eSIM のメリット

※下記の内容は、通信大手キャリアの情報に基づいて記載しています。

eSIM の利用を申し込んだ場合、物理的な SIM カードが必要ないため、利用開始時にキャリアから配送される  SIM カードを待つ必要がありません。eSIM 対応のスマホが手元にある場合は、オンライン申込を終えてすぐにスマホの初期設定を開始できます。また、eSIM はスマホに内蔵されているため、カードを失くしたり破損したりすることもありません。スマホが通信をするために必要な SIM カードを物理的に扱わなくてよい仕組みはメリットだといえるでしょう。

eSIM のデメリット

※下記の内容は、通信大手キャリアの情報に基づいて記載しています。

eSIM の開通はオンラインで完結しますが、それらすべての設定をユーザーが行わなければなりません。従来は実店舗で SIM カードの設定までを終えてからスマホを受け取ることが多く、そのまま使い始めることができました。しかし、eSIM はスマホを使い始める前に設定が必要であり、手間がかかると感じる方もいるでしょう。

また、設定を行うためには Wi-Fi などの無線 LAN  を経由したインターネット接続環境が必要であるなど、従来の「 SIM カードで使うスマホ」よりも知識が必要だといえます。

Google Pixel で eSIM を利用する例

ここでは、Google が提供するスマホの Google Pixel を例に、eSIM の利用例をみていきましょう。

※手順の一部は、Android 11 以降のみを対象としています。

eSIM が利用できる Google Pixel について

Google Pixel での eSIM の対応状況は以下のようになっています。

  • Pixel 4 以降: すべてのスマホが eSIM に対応しています。
  • Pixel 3a: 日本で購入したスマホは eSIM に対応していません。
  • Pixel 3: 日本で購入したスマホは eSIM に対応していません。
  • Pixel 2: Google Fi サービスで購入したスマホのみ、eSIM に対応しています。
  • Pixel(2016): eSIM に対応するスマホはありません。

Google Pixel で eSIM を利用したい場合は、上記を参考に機種を選びましょう。

Google Pixel で eSIM を設定する

それでは、Google Pixel で eSIM を設定する手順と、eSIM をデバイスから削除設定する手順をみていきましょう。


【eSIM を設定する手順】

  1. スマホの設定アプリを開きます。
  2. [ネットワークとインターネット] をタップします。
  3. [モバイル ネットワーク] の横にある「追加アイコン」をタップします。
  4. [代わりに SIM をダウンロードしますか?] をタップします。
  5. [2 つの SIM を使用しますか?] というメッセージが表示されたら、[はい] をタップします。スマホが更新されます。
  6. スマホが更新されたら、設定アプリをもう一度開きます。
  7. [ネットワークとインターネット] → [モバイル ネットワーク] をタップします。
  8. 通話とテキスト メッセージの設定を行うには、使用しているネットワークをタップします。

以上で、eSIM の設定が行えます。また、設定した eSIM の情報を削除したい場合は以下の手順を参考にしてください。

【eSIM を削除する手順】

  1. スマホの設定アプリを開きます。
  2. [ネットワークとインターネット] → [モバイル  ネットワーク] をタップします。
  3. 削除する eSIM を選択します。
  4. [SIM を削除]をタップします。


これで、設定した eSIM を削除できます。eSIM を削除する際にパスワードを要求する場合は、以下の手順を参考にしてください。

【eSIM の削除にパスワードを要求する手順】

  1. スマホの設定アプリを開きます。
  2. [セキュリティ]→ [詳細設定] → [SIM の削除の確認] をタップします。

eSIM 対応機種やその仕組みを理解してスマホの選択肢を広げよう

eSIM に対応したスマホを使うことで、SIM カードの交換や紛失などを防げるでしょう。eSIM を利用するための知識があれば、スマホの機種や携帯通信会社の選択肢も広がるかもしれません。ただし、日本で発売されている機種では eSIM に対応していない場合もありますので、購入前にキャリアやメーカーの公式サイトにてご確認ください。


※本記事で紹介した内容は、デバイスなどにより利用できない場合があります。それぞれの機能などを利用できるかどうかは OEM およびデバイス メーカーによって異なります。

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