DSDV とは? DSDS、DSSS、DSDA との違いを解説
DSDV とは? DSDS、DSSS、DSDA との違いを解説

DSDV とは? DSDS、DSSS、DSDA との違いを解説

2023.08.17

DSDV とは? DSDS、DSSS、DSDA との違いを解説

DSDV はデュアル SIM の一つです。デュアル SIM 機能を使うと、1 台のスマホで 2 つの SIM を利用できます。仕事とプライベートで使い分けたり、データ通信用と通話用で使い分けたりすることが可能です。デュアル SIM には DSDV 以外にも DSSS、DSDS、DSDA などの種類があり、本記事では、それらの違いやデュアル SIM の概要について解説します。

デュアル SIM の一つ DSDV とは

一つのスマホで 2 つの SIM を使える仕組みをデュアル SIM といいます。デュアル SIM を利用できるスマホには、物理的な SIM カードが 2 枚使えるタイプや、デバイス本体に組み込まれている「eSIM」と物理的な SIM カードを併用するタイプ、eSIM を 2 つ 使うタイプなどがあります。※1

デュアル SIM 自体にもいくつか種類があり、そのうちのひとつが DSDV です。DSDV は「Dual SIM Dual VoLTE(デュアル SIM デュアル VoLTE)」の略で、両方の SIM で VoLTE ※2 を利用した高音質な音声通話ができます。その他にも DSDV には以下のような特徴があります。

  • どちらの SIM でも 4G または 5G 回線を利用可能
  • 切り替えなしで 2 つの SIM で着信を受けられる

両方の SIM で同時に待ち受けできますので、どちらの SIM を利用してデータ通信をしていても、もう片方の SIM への着信を逃すことがありません。ただし、通話中は通話で使用している SIM でのみデータ通信することができます。

※1 利用できる物理的な SIM カードの数や eSIM の数はスマホによって異なるため、対応しているかどうかはスマホのメーカーサイトなどでご確認ください。

※2 VoLTE とは、高速モバイル通信の LTE を使った音声通話サービスです。

デュアル SIM の一つ DSDV とは

DSDV 以外のデュアル SIM の種類と特徴

デュアル SIM には DSDV を含めて 4 種類の方式があります。スマホによって対応するものが異なり、できること、できないことが違うので、スマホのスペックを確認する必要があります。ここでは、具体的にそれぞれの方式の特徴を解説します。

【DSSS】

DSSS は「Dual SIM Single Standby(デュアル SIM シングル スタンバイ)」の略で、1 台のスマホに 2 つの SIM を入れられますが、どちらか片方のみを有効にできるものです。SIM の切り替えなしで 2 つ同時に待ち受けできる DSDV と異なり、利用する SIM を手動で選ぶ必要があり、有効になっていない方の SIM は通信・通話ができません。

【DSDS】

DSDS は「Dual SIM Dual Standby(デュアル SIM デュアル スタンバイ)」の略です。DSDV 同様に 2 つの SIM で同時に待ち受けが可能で、どちらの電話番号に着信があっても、対応できます。通信・通話は 片方ずつの SIM で可能ですが、DSDV と違って、片方で 4Gまたは 5G 回線を利用した場合、もう一方の SIM は 3G 回線となります。

※ DSDV や DSDA を含めて、DSDS と記載されていることがあります。詳しくは携帯通信会社やメーカーサイトでスペックをご確認ください。

【DSDA】

DSDA は「Dual SIM Dual Active(デュアル SIM デュアル アクティブ)」の略で、2 つの SIM で同時に待ち受けが可能です。DSDS、DSDV と同様に SIM を切り替えなしで利用でき、どちらの電話番号に着信があっても電話を受けられます。

DSDV と同じく、両方の SIM で 4G または 5G 回線が利用可能です。加えて DSDA の場合、片方の SIM で通話を行いながら、もう一方の SIM で通信ができます。

※ 5G 対応のスマホに、5G に対応した SIM カードを 2 枚同時に挿入した場合、1 枚の SIM のみ 5G 回線で、もう片方は 4G 回線になるものもあります。お使いのスマホがデュアル SIM や 5G に対応しているかどうかはメーカーページなどをご確認ください。

DSSS、DSDS、DSDV、DSDA の違いをまとめた表がこちらです。

  同時待ち受け  ※1 SIM の切り替え 使える回線 通話中のデータ通信 ※2 通信中の着信 ※2
DSSS 手動 4G ※片方ずつの使用
DSDS 自動 3G / 4G(または片方が 5G)
DSDV 自動 両方 4G(または片方が 5G)
DSDA 自動 両方 4G(または片方が 5G)

現在販売されている多くのスマホは、DSDV もしくは DSDS に対応しています。どちらも 2 つの SIM を使うことができますが、「利用できる SIM の組み合わせ」が異なります。

DSDS の場合、片方の SIM で 4G または 5G 回線を使うと、もう一方の SIM で使えるのは 3G 回線になります。各携帯通信会社 は 3G サービスを数年以内に終了する予定ですので、注意が必要です。詳しくは、Foma® などの 3G サービスはいつまで? 終了前に準備しておきたいことを参照してください。

一方、DSDV や DSDA は、両方の SIM で 4G または 5G 回線を使うことができます。

※1 「待ち受け」とは着信が行える状態のことです。ここでの同時待ち受けとは、SIM の切り替えなしでどちらの電話番号でも着信できる状態を指します。

※2 通話に利用していない方の SIM での挙動です。

また、5G に関して詳しく知りたい場合はこちらの記事も参考にしてください。

DSDV 以外のデュアル SIM の種類と特徴

DSDV に対応した Android スマホ

DSDS や DSDV などデュアル SIM の違いについておわかりいただけたでしょうか。ここでは、DSDV に対応した Android スマホをいくつか紹介します。

※携帯通信会社によって、SIM トレイの形が異なるなどの場合があります。詳しくは各携帯通信会社の販売ページや、メーカーサイトをご確認ください。

DSDV に対応した Android スマホ

Galaxy シリーズ

Galaxy シリーズは Samsung が展開するスマホやタブレットなどのブランドです。S ペンと呼ばれるタッチペンを内蔵したモデルや、開けば 7.6 インチにもなる折りたたみスマホなど、独創的でアイデアに満ちたモデルを数多くリリースしています。

  • Galaxy S23 Ultra / S23
  • Galaxy Z Fold4
  • Galaxy Z Flip4

Xperia シリーズ

Xperia シリーズは、ソニーが展開するスマホのブランドです。 デジタル一眼カメラα で培った技術を活かしたカメラ性能、こだわりの AV 機能を持ったスマホや、長く使えるバッテリーを持ったスマホなどがラインナップされています。

  • Xperia 1 Ⅴ
  • Xpeia 10 Ⅴ
  • Xperia 5 Ⅳ

ここで紹介した機種はほんの一部で、この他にも DSDV に対応している Android スマホは数多くあります。メーカーのページなどを参考に探してみるとよいでしょう。

また、eSIM に対応しているスマホのなかには、物理的な SIM カードと併用することで デュアル SIM を利用できるものがあります。

DSDV や DSDS などの違いを知り、あなたに合ったスマホを選ぼう

デュアル SIM には DSSS、DSDS、DSDV、DSDA の 4 種類の方式があります。DSDV では、両方の SIM で 4G  または 5G 回線が利用でき、VoLTE にも対応しているので、高音質な通話や高速データ通信が可能です。それぞれの違いを知り、より自分のニーズにあったスマホを選びましょう。ご自身にとってベストなスマホでデュアル SIM を活用し、用途に応じて SIM を自在に使い分けてみてはいかがでしょうか。

▼関連記事

2 つの SIM を 1 台のスマホで使おう!デュアル SIM のメリットや活用法を紹介

※本記事で紹介した内容は、Android のバージョンや機種によって異なる場合があります。

※本記事で紹介した内容は、執筆時(2023 年 5 月)のものです。

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