Google フォトのエディタでできること
Google フォトのエディタでできることは以下のとおりです。
- 動画のカットや切り抜き
動画の前後や、途中の不要なシーンをカットできます。 - 動画の手ぶれ補正
手持ちで撮影した動画では、手ぶれを補正することができます。 - 動画のミュート(音声をオフにする)
動画内の音声をオフにして無音の動画に変更することができます。 - 動画内画像のエクスポート
動画のひとコマを画像として保存できます。 - 動画の回転
動画の向きを回転させることができます。 - 各種効果の調整
明るさやホワイト ポイント、コントラストや彩度、肌の色のトーンを調節することができます。 - フィルタの追加
フィルタを追加すると動画の色合いを美しく加工できます。各種効果の調整のように個別に調整するのではなく、あらかじめ規定された色調にワンタッチで加工可能です。 - マークアップで描画する
マークアップとは手書きでイラストや文字などを追加できる機能です。この機能を使うと、動画に字幕を付けることもできます。
Google フォトのエディタを使うために必要なデバイスのスペックと準備
次に Google フォトのエディタを使うための準備について解説します。すでに Google フォトアプリをダウンロードしており、動画編集の全ての機能が使用できている方は次項にお進みください。
※Android のバージョンやデバイスの種類によって異なる場合があります。
Google フォトアプリのダウンロード とインストールが必要
Google フォトのエディタは、Google フォトに付属している機能です。使用するためには Google フォトのダウンロードとインストールが必要です。
ダウンロードはこちらのページで行います。ダウンロードすれば自動的にインストールされます。
※Google フォトに求められるシステム要件はデバイスによって異なりますが、ほとんどの Android デバイスでご利用いただけます。
Google フォトのエディタで動画編集するための条件
Google フォトのエディタで動画を編集するには以下のシステム要件を満たしている必要があります。
- 動画の切り抜きや傾き調整などの動画編集を行う場合2 GB 以上の RAM を搭載した Android 6.0 以降のデバイスが必要です。
- カットや回転などの動画編集を行う場合512 MB 以上の RAM を搭載した Android デバイスが必要です。
デバイスが上記条件を満たしているかどうかは、以下の手順でご確認ください。
【Android バージョンの確認方法】
- 設定アプリを開いて、画面下部の [システム] をタップします。
- [システム アップデート]をタップして、Android のバージョンを確認します。
Android バージョンに記載されている数字が 6.0 以上であればすべての編集機能を使用できます。
【RAM の確認方法】
RAM についてはメーカーのサポートサイトをご確認ください。Google Pixel をお持ちの場合はこちらのページでご確認ください。「メモリ」と記載されている数字が RAM になります。
Google フォトのエディタで動画を編集する
フォトエディターの具体的な操作方法を確認していきましょう。いずれの場合も、編集したい動画を開いてから操作をスタートします。
【動画のカット】
- 編集アイコンをタップします。
- カットハンドルをタップし、ドラッグして動画に残す部分を選択します。
【動画の切り抜き】
- 編集アイコン → [切り抜き] をタップします。
- さまざまなアスペクト比で切り抜く場合は、アスペクト比アイコンをタップしましょう。
【動画の手ぶれ補正】
編集アイコンをタップして、手ぶれ補正アイコンをタップします。
【動画のミュート(音声をオフにする)】
編集アイコンをタップしてミュートアイコンをタップします。
【フレーム画像のエクスポート】
フレーム画像とは動画を構成する1コマずつの画像のことを指します。動画のワンシーンを写真として保存したい場合は、「フレーム画像をエクスポート」をタップします。
【動画の回転】
- 編集アイコンをタップして、 [切り抜き] を選択します。
- 回転させる場合は、回転アイコンをタップします。回転アイコンを 1 度タップすると、90 度回転します。
- 傾きを微調整する場合は、回転アイコンの上のダイヤルを使用します。傾きを自動調整する場合は [自動] をタップします。
【各種効果の調整】
- 編集アイコンをタップし、[調整] をタップします。
- 適用したい効果の種類を選択して、動画に変更を加え、編集が終了したら [完了] をタップします。
効果では、明るさ、コントラスト、ホワイト ポイント、ハイライト、シャドウ、ブラック ポイント、彩度、色温度、色合い、肌の色、ブルートーン、周辺減光を調整できます。
動画の明るさを調整したい場合は「明るさ」、肌の色を整えたい場合は「肌の色」など、目的に応じて効果を選びましょう。
【フィルタの追加】
- 編集アイコンをタップしてから、[フィルタ] をタップします。
- 使用するフィルタをタップして選択します。
- フィルタの強さを変更したい場合は、フィルタをもう一度タップしてダイヤルを移動させましょう。
【マークアップで描画する】
- 編集アイコンをタップして、[マークアップ] をタップします。
- イラストや文字を手書きする場合は [ペン] アイコンをタップします。ハイライトを追加する場合は [蛍光ペン] アイコンをタップしましょう。
Android の動画編集が役立つシーン
Android での動画編集は家族や友人との楽しいひとときや、イベント時に撮影した動画の編集に役立つでしょう。フィルタを付けて動画をより美しくしたり、傾きを調整して水平にしたりといった加工を簡単な手順で行えます。動画全体の明るさが足りないときは、効果を追加することで本来の色よりも明るくすることも可能です。
各種 SNS に動画をアップロードする際にも、Google フォトのエディタが役に立つでしょう。個人情報の流出が懸念される音声をミュートにしたり、マークアップで顔を隠したりといった編集も行えます。
Google フォトのエディタで動画編集を身近に!
Google フォトのエディタはスマホで簡単に動画を編集できるツールです。多くの Android デバイスにインストールされている Google フォトアプリさえあれば、時間や場所を問わず、撮影した動画を編集できます。不要な部分をカットしたいときや、手ぶれを補正したいとき、プライバシーに配慮して人物の顔にマスキングしたいときなど、Google フォトのエディタを活用しましょう。
※本記事で紹介した内容は、一部ご利用になれないデバイスなどもあります。本製品またはその一部の機能などを利用できるかどうかは OEM およびデバイス メーカーによって異なります。
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