「ゲストモード」は一時的にスマホを貸すときに便利！ 設定方法を解説

Android スマホのゲストモードとは、他の人に自分のスマホを一時的に貸し出すときに利用できる機能です。ゲストはスマホ所有者の個人情報（画像や連絡先など）にはアクセスできないため、スマホに保存されているプライバシーを守ることができます。

ゲスト（スマホを貸した相手）も YouTube や Google Chrome などのプリインストール アプリを利用できます。 そのため、家族に YouTube 動画や Google 検索を利用させるときは、ゲストモードで対応できるでしょう。

一方で、ゲストは所有者のデータ閲覧ができず、設定で通話をオフにしておけば電話の発信も制限されます。そのため、スマホを貸すときにゲストモードを利用すれば「プライベートなデータを見られた」「誤って電話をかけてしまった」というような事態を防げるでしょう。

※ゲストモードを利用する際は簡単な設定が必要となります。詳しくは後に解説する「ゲストモードの設定手順」をご覧ください。

以下の手順で設定を行うと、ゲストモードが使えるようになります。

1. 設定アプリを開きます
2. [システム] をタップします
3. [複数ユーザー] をタップします
4. [複数のユーザーを許可する] をオンにします

• ゲストに通話を許可する場合は [ゲスト] をタップして、[通話をON] をタップします
• ゲストモードの終了時にゲストのアプリやデータを削除したい場合は [ゲスト アクティビティを削除] をオンにします

ゲストモードと通常モードは簡単な操作で切り替えられます。手順を覚えておけば、急に家族や友人に貸す際も慌てずに済むでしょう。

ゲストがどのくらいストレージやデータ量を使っているか知りたい場合は、以下の手順で確認できます。

【ストレージ使用量を確認する手順】

1. 設定アプリを開きます
2. [ストレージ] をタップします
3. 一番下の「その他のユーザー」で、ゲストが使用しているストレージ容量を確認できます

【モバイルデータ使用量を確認する手順】

1. 設定アプリを開きます
2. [ネットワークとインターネット] をタップします
3. [インターネット] をタップします
4. 携帯通信会社の横にある設定アイコンをタップします
5. [アプリのデータ使用量] をタップします
6. ゲストや現在のユーザーが期間内に使用したデータ量を合算したグラフと、アプリごとの使用量が表示されます

スマホを複数の人に貸す場合は、ゲストモードではなくユーザーを追加して使用する、という選択肢もあります。ユーザーアカウントを追加すれば、ユーザーごとにホーム画面やアカウント、アプリ、設定などをカスタマイズできます。

1 台のスマホを子どもと共有したり、複数人での利用や、仕事とプライベートを分けて使いたい場合などに役立つ機能といえるでしょう。

ただし、通話と SMS の オンやスマホの初期設定へのリセットなど、一部の設定はスマホの所有者（管理者）のみ行えます。ユーザーの追加、削除方法はこちらをご覧ください。

ゲストモードを使えば、電話帳や写真、テキスト メッセージなどの情報にアクセスされることなく、他の人にスマホを貸すことができます。また、ゲストモード中の操作内容は終了時に削除できるため、お互いに安心して同じスマホを貸し借りできるでしょう。家族や友人などにスマホを貸す際に、本記事を参考にしてみてください。

※本記事で紹介した内容は、Android のバージョンや機種によって異なる場合があります。

※本記事は、2023 年 5 月時点に Google Pixel 6（Android 13）で検証しました。