5G が遅いと感じる原因は？ スマホの通信速度を改善したいときの対処法

5G のサービスエリア内なのに通信速度が遅く感じるときは、4G 接続などになっている可能性があります。5G のサービスエリア内で「4G」のアイコンがスマホのステータスバーに表示されている場合、優先的に 5G に接続する設定に変更してみましょう。設定の手順は下記のとおりです。

1. スマホの設定アプリを開きます
2. [ネットワークとインターネット] をタップします
3. [SIM] をタップします
4. [優先ネットワークの種類] をタップします
5. 「優先ネットワークの種類」から [5G（推奨）] をタップします
   

5G 対応のスマホはバッテリー セーバーをオンにすると、5G 利用可能エリアにいても 4G でデータ通信を行う場合があります。オフにすれば 5G がつながるようになり、通信速度が速くなるかもしれません。設定の手順は下記のとおりです。

1. 画面上部から下にスワイプします
   
2. もう一度下にスワイプします
   
3. 画面を右から左にスワイプします
   
4. [バッテリー セーバー] がオンになっていれば、タップしてオフにします

またスマホの設定によっては、バッテリー残量が少なくなった際に自動的にバッテリー セーバーがオンになる場合もあります。バッテリー セーバーの設定については、こちらをご覧ください。

データ使用量の超過による通信速度の低速化も考えられます。モバイルデータ通信の使用量に制限があるプランの場合、使用量の上限を超えると通信速度が遅くなります。低速化を解除して通信速度を戻したいときは、追加データの購入が必要です。

Android スマホでは現在のデータ使用量を確認できるので、超過していないかチェックしてみましょう。データ使用量を確認する手順を紹介します。

1. スマホの設定アプリを開きます
2. [ネットワークとインターネット] をタップします
3. [インターネット] をタップします
4. 携帯通信会社の横にある設定アイコン（歯車マーク）をタップします
5. 上部にデータ使用量の合計が表示されます
6. グラフや詳細情報を表示するには、[アプリのデータ使用量] をタップします
7. 毎月 1 日からのデータ量を確認するには、期間の横にある設定アイコン（歯車マーク）をタップし、[モバイルデータの使用サイクル] をタップし、「毎月のリセット日」を [1] にします

また、データ使用量のグラフの下には各アプリのデータ使用量が表示されます。アプリ名をタップし、アプリごとに詳細設定をすることも可能です。

データの保存場所であるストレージ容量の不足が原因で、スマホの動作が重くなる場合があります。そのためにウェブページの読み込みやアプリの立ち上げに時間がかかり、通信速度が遅いと感じるかもしれません。

不要なデータを削除してストレージの空き容量を確保すれば、通信速度の改善につながる可能性があります。Android スマホの空き容量を増やす方法については、こちらをご覧ください。

通信速度が遅いと感じたときは、キャッシュの削除も試してみましょう。キャッシュとは、一度閉じたウェブサイトを再度開くときにすばやく表示できるように、一時的にスマホに保存されたデータのことです。キャッシュは溜まりすぎると、スマホの動作が重くなることもあるため、定期的に削除するとより快適に使えるかもしれません。

Android やアプリのバージョンが最新版になっていない場合、スマホの動作が遅くなることがあります。新着のアップデート情報があるかどうかを確認し、最新のバージョンに更新しましょう。

バージョンを確認してアップデートする方法は、Android についてはこちらを、アプリについてはこちらをご覧ください。

デバイスに不具合が発生している可能性も考えられます。スマホの再起動で改善することがあるので、試してみましょう。

スマホを再起動しても改善しなかった場合は、SIM カードの抜き差しも試してみましょう。ただし、SIM カードの抜き差しは必ず電源を切った状態で行い、SIM カードの IC 部分には手を触れないよう注意してください。

スマホ以外の原因としては、通信障害が発生していることも考えられます。通信障害が発生すると通話やデータ通信がつながりにくくなるため、携帯通信会社の公式サイトなどでアナウンスされていないか、確認してみましょう。