Google Jamboard はリモートで書き込み可能なホワイトボード！ 活用方法を紹介

ツールバーにペンのようなマークで表示されているメニューを、描画アイコンといいます。

描画アイコンをタップすると、マーカーや蛍光ペン、ブラシなど 4 種類からペンのタイプが選べ、色も 5 色から選択可能です。使いたいペンの種類と色を選択して、ディスプレイをなぞるとフリーハンドで文字や図形が書けます。

また、描画アイコンメニューの一つである [補助的な図形描画ツール] から、手書き入力認識アイコン（Aaと書かれたアイコン）または図形認識アイコン（〇と□が重なったアイコン）をタップするとフリーハンドで書いたものを自動で整えてくれます。

手書き入力認識 は、フリーハンドで書いた文字を自動でデジタルの文字に変換してくれる機能です。図形認識は、フリーハンドで描いた四角や丸などの図形を自動できれいに調整してくれる機能です。

Jamboard アプリには、付箋機能があります。5 色から選べるので、事前に各自の担当カラーを決めておくと誰の意見か判別しやすくなるでしょう。

付箋を使うときはツールバーの右端にある [＋] をタップ、 [付箋] をタップし、使いたい付箋の色を選択して文字を入力します。

付箋は各自の意見を出し合うディスカッションなどで、活用すると便利でしょう。

Jamboard アプリでは Google ドライブに保存しているドキュメントやスプレッドシート、スライドや画像の挿入もできます。

Google ドライブにあるファイルを挿入するときは、ツールバーの右端にある [＋] をタップし、 [ドライブのコンテンツ］をタップします。ファイルの保存場所から挿入したいファイルを選ぶと、ホワイトボードにファイルを挿入できます。

スマホ内の画像を挿入する場合はツールバーの右端にある [＋] をタップし、[画像ライブラリ] をタップします。挿入したいファイルをタップすると、ホワイトボードに写真が挿入できます。

また、ウェブブラウザで検索した画像の挿入も可能です。詳しい操作方法はこちらでご確認ください。

ホワイトボード上に書いた文字や貼った付箋を移動したり、大きさを変えたりしたいときもあるでしょう。

矢印アイコンの選択ツールを使って付箋や補助的な図形描画ツールで書いた文字などのアイテムをタップすると、そのアイテムを選択できます。選択したアイテムを長押ししたまま動かすと、自由に場所を移動することが可能です。

フリーハンドで書いた文字やアイテムは、選択ツールで書いたものを囲むようになぞると選択できます。

アイテムを選択した状態で四つ角に表示される丸印を斜め方向に動かすと、そのアイテムの拡大や縮小ができます。また、選択したアイテムをピンチアウトで拡大、ピンチインで縮小することも可能です。

またフリーハンドで書いたもの以外のアイテムは、重なり順の変更が可能です。アイテムの重なり順を変えたいときは、選択ツールでアイテムを選択し、アイテムの右上に表示されるその他アイコン（︙）をタップします。移動したい位置を [最前面へ] 、 [前面へ] 、 [背面へ] 、 [最背面へ] の中から選びましょう。

その他アイコン（︙）からは、重なり順の変更以外にアイテムの [複製] や [削除] もできます。

ホワイトボード上に書き込んだ内容や挿入した画像などを消す方法はいくつかあり、アイテムの種類によって消去する方法が変わります。

ペンを使ってフリーハンドで書き込んだ内容を消したい場合は、消去ツール（消しゴムのアイコン）をタップし、消したい箇所を指でこすります。

ホワイトボード上に貼った付箋や画像などを削除したいときは、選択ツール（矢印アイコン）で削除したいアイテムを選択し、ゴミ箱アイコンまでドラッグします。もしくは選択ツールで選択したアイテムの右上に表示される、その他アイコン（︙）から [削除] をタップしても消去が可能です。

戻るボタンをタップすると、一つ前の操作を取り消すことができます。また、ホワイトボードごと全て消したいときは、画面右上のその他アイコン（︙）をタップしてメニューを開き、 [削除] をタップします。

Jamboard アプリのレーザー ポインタ機能は、注目してほしい場所を指し示すことができるツールです。Google Meet を使ったビデオ会議などで、ホワイトボードを画面共有する際に利用すると便利でしょう。

使い方は簡単で、ツールバーの右から 2 番目にあるレーザー ポインタのアイコンを選択して、ホワイトボード上の注目してほしいアイテムをなぞるだけです。なぞった場所は、一時的に赤い線で表示されます。レーザー ポインタを使うことで、会議室にいるときと似た感覚で発表や解説を行えるでしょう。

ブレインストーミングとは自由にアイデアを出し合い、発展させていく集団発想法のことです。たとえば、商品企画やプロモーション企画など、活発な意見交換を行う会議で Jamboard アプリ のホワイトボードを Google Meet で共有し、付箋を使ったブレインストーミングを実施してみてはいかがでしょう。

各自の意見を付箋に書いてホワイトボードに貼っていくことで、新たなアイデアのヒントにつながるかもしれません。関連する意見を図形や線でつないで整理してみたり、付箋の色を活用して意見を色分けしてみたりするのもよいでしょう。

Jamboard アプリは、オンライン学習にも活用できます。

たとえば講師が Google Meet と Jamboard アプリのホワイトボードを使って講義の内容や問題を共有し、生徒はタブレットやスマホから答えを書き込むといった授業が可能です。この方法を活用すると、講師と生徒が違う場所にいても、教室で授業を受けるのと似たような環境づくりができるでしょう。