タイムラプスとは？ Android スマホによる撮影方法や特徴を紹介

タイムラプスとは、一定の間隔を空けて撮影した写真をつなぎ合わせて、コマ送り動画を作る手法です。また、その手法で撮影された動画を指します。日本語で「低速度撮影」や「微速度撮影」と呼ばれる場合もあるようです。

タイムラプスの仕組みを理解するには、パラパラ漫画をイメージするとわかりやすいかもしれません。パラパラ漫画は 1 枚ずつ描いた絵を束ね、素早くめくることで絵が動くように見える仕組みですが、タイムラプスもこれに似ています。

数秒から数分など、ある一定の間隔で 1 枚ずつ写真を撮影し、それらをつなぎ合わせて早送りで動画のような映像にしたものがタイムラプスです。

タイムラプスは 1 枚ずつ撮影した写真を使って構成するため、鮮明な印象の動画が作れる特徴があります。

また、動画を撮影するシャッター間隔を調節すれば、時間の流れや被写体の変化がよりわかりやすくなる点も特徴といえます。たとえば日の出や人の往来など、変化する様子を短時間にまとめて記録できるので、通常の動画撮影とは異なる雰囲気が感じられるはずです。

移りゆく景色や人々が行き交う街並みなど身近なものを撮影すれば、ふだんの生活では気づかない小さな変化を感じられるかもしれません。

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タイムラプスを使えば、風で揺れる木の葉や花、日の出や日の入り、星空の動きなど、写真では伝わらない自然の移ろいを記録できます。撮影中の光の加減や、微かに揺れる植物など、小さな変化をよりダイナミックに感じられるでしょう。

タイムラプスでは長時間の変化を短くまとめられるので、天体の動きなど肉眼ではわかりづらい変化が楽しめるでしょう。

タイムラプスは、都市やテーマパークといった、人の往来が多く変化が激しい場所の撮影にも適しています。建物や街路樹などの小さな変化と、人や車の動きなどの大きな変化が組み合わさった動画が楽しめるはずです。

旅先でタイムラプスを使えば、写真や動画では捉えきれなかった現地の様子を記録できるのではないでしょうか。

タイムラプスは長い時間の流れを短時間にまとめて記録できるため、作業過程の記録にも便利です。たとえば、料理の工程、絵などの作品の制作過程を撮影すれば、メイキング動画として楽しめるでしょう。

動画投稿サイトや SNS でも、タイムラプスで撮影した動画は多くアップされています。撮影したメイキング動画をシェアすれば、高評価やコメントなど嬉しい反響が得られるかもしれません。

タイムラプスの特徴でも説明したとおり、タイムラプスは時間経過による被写体の変化を、コンパクトにまとめて記録できます。カメラアングルを固定して撮影すれば、その場の変化がより鮮明に記録できるでしょう。

カメラアングルを固定するためには、スマホ用の三脚が便利です。三脚を使えば、手ぶれはもちろん、撮影中のスマホの落下といったハプニングも防げるはずです。

また、撮影の対象や仕上げたいイメージによって、撮影間隔を調節することも大切です。撮影間隔を短くすれば、被写体はゆっくり動いているように見えます。そのため、被写体の微かな変化がわかりやすくなるでしょう。また、スムーズな印象の動画に仕上がるはずです。

一方、撮影間隔を長くすれば、被写体は早く動いているように見えます。そのため、被写体の大きな変化がよりわかりやすくなるでしょう。タイムラプスは撮影時間が長くなる傾向がありますので、データサイズも大きくなります。撮影前にスマホのバッテリーや空き容量が十分かなどを確認しておくと安心です。

バッテリー残量が少ない場合は、充電してから撮影を開始しましょう。空き容量が心配な場合は、不要なデータを削除できないか確認してみてもよいのではないでしょうか。