緊急速報メールは、気象庁や国土交通省、地方公共団体などの公的機関から緊急性の高い災害情報をスマホや携帯電話を通じてお知らせしてくれるサービスです。たとえば、以下のような情報を緊急速報メールで受信できます。

• 緊急地震速報（警報）
• 大津波警報・津波警報
• 気象等に関する特別警報（大雨、暴風、高潮、波浪、暴風雪、大雪など）
• 洪水情報
• 噴火警報
• 地方自治体による避難指示や避難勧告などの情報
• 弾道ミサイルやテロなど国民保護に関する情報

緊急速報メールは、日本国内の携帯通信会社による通信網がカバーするエリア内であれば利用できます。配信されるエリアの最小単位は市区町村で、該当するエリアの携帯電話に一斉同報配信されます。そのため、住んでいる地域でなくとも、通勤中や旅行先で必要な情報を受け取ることが可能です。

また、緊急速報メールは回線混雑（輻輳）の影響を受けず、アラートを可能な限り迅速に受信できます。

※ご自身が自治体の境界付近にいる場合や、基地局の位置によっては、隣接するエリアの情報を受信する場合があります。また、同じ内容の緊急速報メールが複数回届く場合があります。

緊急速報メールは無料で、利用するための申し込みも必要ありません。また、MVNO と契約しているスマホや SIM フリースマホでも対応機種であれば緊急速報メールを受信できます。

近年、携帯通信会社から購入したスマホのほとんどは、あらかじめ受信設定がされていますが、後ほど紹介する方法で有効になっているかを確認しておくとよいでしょう。

緊急地震速報の報知音は、携帯通信会社に関わらず共通です。携帯通信会社を乗り換えても同じように利用できます。

緊急速報メールのアラートは、どの画面を開いていても常に最優先で表示される仕組みになっています。他の通知に埋もれることがなく、複雑な操作なしですぐに情報の把握が可能です。

また、一部の機種は報知音のあとに受信した内容を読み上げてくれるので、スマホの画面を注視しなくても情報を得ることができます。

設定アプリで「緊急速報メール」と検索するか、Google Pixel の場合は以下の手順で緊急速報メールの画面を開きます。

1. 設定アプリを開きます
2. [安全性と緊急情報] をタップします
3. [緊急速報メール] をタップします

[緊急速報メールを許可] がオンになっていることを確認します。下の画像はオンになっている画面です。

また、過去に配信された緊急速報メールの履歴を確認することもできます。[緊急速報メールの履歴] をタップすると、過去に受信した緊急速報メールの内容を見返すことができます。

いざというときに頼りになる緊急速報メールですが、時には通知の音量に驚いてしまう場合もあるかもしれません。同じ画面で、緊急速報メールの設定を変更することができます。

以下のような設定が可能です。

• バイブレーション: [常に最大音量で通知音を鳴らす] をオフに設定した場合、オン / オフを切り替えられます。
• メッセージ受信を再通知する: [1 回]、[2 分毎]、[15 分毎]、[なし] の中からリマインダーを鳴らす設定ができます。
• 常に最大音量で通知音を鳴らす: オンにすると、サイレント モードやほかの音量設定を無視して最大音量で通知音が鳴ります。

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