片手がふさがっているときでも、スマホでスムーズに文字を入力したい…。そんなときは、Gboard の「片手モード」を活用すると便利です。キーボードのサイズを縮小して左右のどちらかに寄せられるので、通常モードより片手での文字入力がしやすくなります。本記事では、Google Pixel などの Android スマホに標準搭載されているキーボード アプリ「Gboard」の片手モードの設定方法と、より快適に使うためのカスタマイズ方法を紹介します。
Gboard の片手モードとは
Gboard は Google が提供するスマホやタブレット用のキーボード アプリです。さまざまな言語に対応しており、絵文字や顔文字などの入力も可能です。また、操作時の音や触っている感覚を感じる触覚フィードバック、キーボードのサイズなども調整できます。
なかでも、片手でスマホを操作する際に便利な機能が「片手モード」です。オンにしてキーボードを縮小し、左右どちらかに寄せて表示することで、親指が届きやすくなります。
たとえば、電車に乗っているときや手荷物を持っているときなど、片方の手がふさがっているときに、片手モードが便利でしょう。
※Gboard は Google Play ストアからダウンロードできます。
Gboard を片手モードに設定する方法
片手モードのオン / オフは Gboard のキーボード上で設定できます。メッセージを入力している最中でも設定できるため、状況に応じて簡単に切り替えることが可能です。手順は以下のとおりです。
- 文字入力ができるアプリでキーボードを表示させます
- キーボード上部の [機能を開く] メニューをタップします
- [片手モード] をタップします
- 片手モードに変更されたキーボードが表示されます
片手モードは QWERTY 配列でも設定できます。また、設定した後で、12 キーや QWERTY 配列、絵文字キーボードなどに切り替えても、片手モードの設定は維持されます。
片手モードを終了する場合は、[片手モードを終了] ボタンをタップします。
Gboard の片手モードをカスタマイズする方法
Gboard の片手モードは、ご自身の使い方に合わせてカスタマイズが可能です。使用する持ち手に合わせてキーボードの位置を調整したり、高さを変更したりすることで、より快適に操作できます。
キーボードの位置を調整する
Gboard を片手モードに設定すると、右手または左手にキーボードを寄せた状態で表示されます。操作する手に合わせて選択するとよいでしょう。「右手モード」と「左手モード」は、矢印のアイコンをタップするだけで切り替えることができます。
さらに、指が届く範囲に合わせてキーボードの位置を微調整することもできます。「キーボードの位置を中心からやや左右どちらかに寄せたい」「操作する手からもう少し離れた位置に設定したい」など、ご自身が入力しやすい位置に合わせて表示位置を調整できます。
- 片手モードに設定した Gboard の [キーボードのサイズや位置を調整する] ボタンをタップします
- 十字の矢印アイコンでキーボードを任意の位置に設定します
- 完了アイコン
をタップします
キーボードのサイズを調整する
位置だけでなく、「キーボード全体を小さく表示したい」「キーを押しやすい大きさに調整したい」という場合は、キーボードのサイズを変更することで、より使いやすくカスタマイズできます。手順は以下のとおりです。
- 片手モードに設定した [キーボードのサイズや位置を調整する] ボタンをタップします
- 枠の上下左右や四隅をドラッグして、任意のサイズに調整します
- 完了アイコン
をタップします
Gboard の片手モードを活用して、いつでも快適に文字を入力しよう
Gboard の片手モードは、キーボードを縮小して左右どちらかに寄せて表示することで親指が届きやすくなり、片手操作が可能になる機能です。
片手モードでは、ご自身の指が届く範囲に合わせて、キーボードの位置や大きさの微調整もできます。また、12 キーや QWERTY 配列、絵文字キーボードにも対応しており、キーボードを切り替えてもカスタマイズした設定が維持されます。
タップするだけで通常モードに切り替えができるので、手がふさがっているときなど片手でスマホを操作したいときに役立つでしょう。
※本記事で紹介した内容は、Android のバージョンや機種によって異なる場合があります。
※本記事は、2025 年 3 月時点に Google Pixel 8(Android 15)で検証しました。
2024 年 11 月 13 日
2024 年 11 月 13 日