Google アプリは、Google 検索や情報収集などの機能を一つにまとめた Google 公式アプリです。さまざまな方法で調べられる検索機能に加え、AI による回答やユーザーの好みに合わせた情報を受け取れる Discover、通知機能など、日々の情報収集をよりスマートにしてくれます。本記事では、Google アプリのタブごとに、それぞれの機能や活用法を解説します。
Google アプリの特徴
Google アプリには「ホーム」「検索」「通知」「アクティビティ」の 4 つのタブがあります。それぞれのタブを使いこなすことで、検索から情報収集、整理までを一つのアプリで完結できます。
Google アプリのほかに、Chrome アプリも検索に使えます。特に、複数のサイトを並行して検索する際は、タブ機能がある Chrome アプリがおすすめです。Chrome アプリなら、パソコンやタブレットなど他のデバイスと同期して、ブックマークやパスワード、住所などの情報を共有できます。
日々のちょっとした情報収集や、気になったことを手軽に検索するときは Google アプリ、ウェブを総合的に活用するときは Chrome アプリというように使い分けてみてはいかがでしょうか。
まずは「ホーム」タブから
Google アプリで使える機能を、画面下のタブごとに解説します。まずは「ホーム」タブでできることから紹介します。
さまざまな検索方法
一般的なテキスト検索のみでなく、音声、画像を使った検索や、翻訳なども実行できます。
画像の赤枠内の 5 つのアイコンには、それぞれ以下のような機能があります。
- マイクアイコン
: 文字入力をする代わりにスマホに話しかけて検索できます。
- Google レンズアイコン
: カメラで対象物を撮影して画像検索したり、スマホ内の画像を使って検索できます
- AI モード: 質問を入力すると、 AI が生成した回答や提案が表示されます。会話形式で質問を深堀りすることもできます
- 音符アイコン
: 鼻歌を歌ったり、曲を流したりすると、曲名やアーティストなどの情報を検索できます
- ギャラリー アイコン: 端末内の画像やスクショを使って画像検索できます
AI モードについての詳細は、ヘルプセンターの Google 検索の AI モードで AI による回答を取得するをご覧ください。曲の検索や画像検索については、以下の記事でも紹介しています。
「スペース」で知りたい情報をすぐにキャッチ
検索バーと 5 つのアイコンの下には、日常的に知っておきたい情報をすぐにキャッチできる「スペース」があります。気になる情報は、[設定] から常に表示されるように登録しておきましょう。登録できる情報は以下のとおりです。
- スポーツ: 応援するスポーツチームをフォローしておけば、試合速報などが表示されます
- 金融: 株式や通貨などの金融銘柄をフォローしておけば、価格や市場動向が表示されます
- 天気: 現在地の気温や天気、降水確率が表示されます
- 大気質: 現在地の大気汚染などに関する大気質情報が表示されます
- 日の出と日の入り: 現在地の日の出、日の入り時間が表示されます
「Discover」にはあなた好みのニュースや話題が
スペースのさらに下へ画面をスクロールすると、ユーザーの検索履歴に基づいて、興味を持ちそうなニュースやトレンドが、一覧で表示されます。わざわざ検索しなくても、気になる情報を次々と入手できます。
表示されるコンテンツにフィードバックを送ることで、フィード全体がよりあなた好みにパーソナライズされます。好きな話題には、コンテンツ下の高評価アイコン(♡)をタップしてみましょう。興味がないコンテンツには、その他アイコン(︙)からフィードバックを送ることができます。
詳しい手順は以下の記事をご覧ください。
検索結果や検索履歴を確認できる「検索」タブ
ホームタブから検索すると、自動的に「検索」タブに移行します。画面下の [検索] をタップして、検索タブから直接検索することも可能ですし、履歴を確認して検索もできます。また、検索結果が表示された状態で他のタブを開いても、検索結果の表示は失われません。再び検索タブを開けば、直前の検索結果の閲覧を再開できます。
検索結果は検索ワードによって異なり、検索バーの下に「AI モード」や「すべて」、「画像」、「ショッピング」、「ニュース」、「地図」などのタブが表示されます。
気になる話題が届く「通知」タブ
「通知」タブを開くと、届いた通知の履歴が一覧で表示されます。一番上に、あなたが気になりそうな話題が「おすすめの新着」として表示されます。それ以降は、上から順に新着順で通知内容を見ることができます。
送られてくる主な通知内容は、スポーツチームやテレビ番組、検索したトピックなどさまざまです。それぞれをタップすると、その情報の検索結果が表示され、詳しい情報を得ることができます。
興味のないトピックに関する通知は、右側のその他アイコン(︙)から [これに興味がない] を選択することで非表示にできます。これにより、類似したトピックの通知が届きにくくなります。
情報整理に使える「アクティビティ」タブ
「アクティビティ」タブを開くと、これまでの検索・閲覧履歴や保存済みのアイテム、コレクションなどを確認できます。このタブを使いこなすことで、Google アプリで情報収集だけでなく、情報整理も効率的に行えるようになります。
「AI モードの履歴」「履歴」から閲覧を再開
「AI モードの履歴」や「履歴」には、AI に質問した内容や検索したワード、アクセスしたページが日付別に表示されます。過去に閲覧したページをもう一度見たいときや、前回中断したページの閲覧を再開したいときなどに使えます。
各履歴カードの右にあるその他アイコン(︙)から [削除] を選択することで、履歴を削除できます。[履歴] → [すべての検索履歴を管理] からは、履歴を検索、削除できたり、通知内容の履歴を閲覧できるなど、検索履歴に関する詳細な情報を管理することができます。
保存済みのアイテム(コレクション)で情報整理
「コレクション」タブでは、ウェブサイトや画像、Google マップのお気に入りの場所などを保存して、後から見返すことができます。保存したページなどは「保存済みのアイテム」や「コレクション」で管理できます。カテゴリによっては、自動的に専用フォルダに振り分けられる場合があります。
【ページを保存する手順】
- 保存したいページを開きます
- 画面右上の保存アイコン
をタップします
特定のページを自由に集めて、オリジナルのコレクションを新しく作ることも可能です。旅行先で訪れたい観光地やお店の情報を整理したり、作ってみたいレシピや食材の情報を集めたりするなど、テーマごとにコレクションを作成すれば、情報をわかりやすく整理できます。
【コレクションを作成する手順】
- アクティビティタブを開きます
- [保存済みのアイテム] または [コレクション] をタップします
- 右下の [作成] をタップします
- タイトルや説明文を入力し、[完了] をタップします
- 既に保存済みのコンテンツをコレクションに入れる場合は [アイテムを追加する] をタップして追加します
作成したコレクションは非公開です。他のユーザーに共有したいときは、コレクションを開き [共有] からオンにしましょう。再度、 [共有] をタップすると共有できます。
Google アプリで情報管理はさらにスマートに
本記事では、Google アプリの多様な活用法を解説しました。Google アプリは、Google 検索や AI モードで調べられるだけでなく、Discover や通知機能により、日々の情報収集を効率的に行えるでしょう。
さらに「ホーム」「検索」「通知」「アクティビティ」の 4 つのタブを使いこなすことで、情報収集から整理まで、Google アプリ一つで一元管理することもできます。本記事を参考に、Google アプリを最大限に活用してみてください。
※本記事で紹介した内容は、Android のバージョンや機種によって異なる場合があります。
※本記事は、2025 年 10 月時点に Google Pixel 8(Android 16)で検証しました。
2024 年 11 月 13 日
2024 年 11 月 13 日