メッシュ Wi-Fi でスマホやタブレットの接続環境を快適にしよう

Android 通信 2022.08.25
メッシュ Wi-Fi でスマホやタブレットの接続環境を快適にしよう

自宅で家族それぞれが所有するスマホや ゲーム機、テレビなど、Wi-Fi 機能を使うデバイスが増えました。そのため、これまでのように従来の(非メッシュ) Wi-Fi ルーターだけではネットワークが不安定になるケースもあるようです。そのようなとき、メッシュ Wi-Fi に対応した環境にすることで、ネットワーク接続が改善できる可能性があります。本記事では、メッシュ Wi-Fi の概要やそのメリット、デメリット、従来の(非メッシュ)Wi-Fi 環境で中継器を置く場合との違いなどを解説します。

メッシュ Wi-Fi って何?

Wi-Fi の電波は、広い場所だと隅々にまで行き届かない場合もありますし、障害物が多ければ電波が遮断されてしまうこともあります。たとえば、自宅に  Wi-Fi ルーターを設置して、スマホやタブレットを使いながら部屋を移動すると、電波が弱くなったり途切れたりすることがあるでしょう。それは、Wi-Fi の電波がスマホやタブレットに 届きにくくなっていることが原因だと考えられます。このような状況を改善する方法の一つが、メッシュ Wi-Fi を使ったネットワーク環境です。メッシュ Wi-Fi は、コントローラといわれる親機の Wi-Fi ルーターと、サテライト(エージェント)という子機で構成されます。メッシュ Wi-Fi 環境では、デバイスがアクセスしたサテライトが、どのサテライトもしくはコントローラを経由してインターネットなどに接続するのかという通信経路選択を行います。そのため、 デバイス毎に最適な通信経路でインターネット接続ができるなど、安定したネットワーク接続を実現します。

メッシュ Wi-Fi って何?

メッシュ Wi-Fi と中継器の違い

メッシュ Wi-Fi を使ったネットワーク環境と、中継器を使ったネットワーク環境では、親機となる Wi-Fi ルーターへの負荷の大きさや、Wi-Fi 環境下におけるデバイス接続先の切り替え方に違いがあります。

Wi-Fi 電波が届く範囲を広げたい場合、従来は中継器を追加設置する方法が一般的でしたが、いくつかのデメリットもありました。たとえば、中継器と親機は異なる SSID(Service Set IDentifier、アクセスポイントを識別するための名前)を使うため、中継器に接続していた場合、その接続が切断されるまで、親機までの距離の方が近くても親機への接続には切り替わらず、ネットワーク接続が安定しなかったりしました。また、中継器はあくまで固定された親機への中継を行うのみで、他中継器への経路選択などの判断は行わないため、スマホやタブレットなどの接続デバイス数が多いと親機の負荷が高くなり、接続速度の低下を招くこともありました。

メッシュ Wi-Fi 環境では、サテライト自身が通信状況に応じた通信経路選択を行うので、中継器ではできなかった「アクセスポイント(サテライト)間での通信負荷分散やアクセスポイント接続先の切り替え」が可能になります。

メッシュ Wi-Fi と中継器の違い

メッシュ Wi-Fi を使うメリット

それでは、メッシュ Wi-Fi を利用する一般的なメリットを見ていきましょう。

メッシュ Wi-Fi を使うメリット

Wi-Fi の接続環境が改善される可能性がある

メッシュ Wi-Fi でネットワーク環境をつくることで、Wi-Fi の接続環境が改善されるかもしれません。スマホやタブレット、ゲーム機など複数の機器を同時接続していて通信が遅い場合や、移動すると電波が弱くなったり切断したりする問題を、解決できる可能性があります。

たとえば、家族で複数台のスマホやタブレットを同時に使用していて通信が遅くなりそうな場合は、一つのルーターに接続が偏らないよう調整し快適な速度を保てるようにしてくれます。

Wi-Fi の範囲を拡張しやすい

電波の弱い場所がある場合、サテライトを設置して基本的な設定をするだけで電波が届く範囲を広げることができます。メッシュ Wi-Fi 環境の場合、PC の Wi-Fi 設定では、多くの場合コントローラの SSID のみを使います。たとえば、2 階建ての自宅で 1 階のコントローラに接続して使っていて、サテライトが設置されている 2 階に移動する場合、移動中や移動後も接続状況に応じてサテライトが適する通信経路を判断するため、安定した電波強度でスマホやタブレットを利用できるようになります。

メッシュ Wi-Fi を使うデメリット

Wi-Fi 環境の改善方法としてさまざまなメリットがあるメッシュ Wi-Fi ですが、事前に知っておくべきデメリットもあります。

メッシュ Wi-Fi を使うデメリット

親機(コントローラ)が対応している必要がある

メッシュ Wi-Fi を構成するためには、親機の Wi-Fi ルーター(コントローラ)と子機(サテライト)がメッシュ Wi-Fi に対応している必要があります。現在利用している親機がメッシュ Wi-Fi に対応していない場合には、使用している親機の Wi-Fi ルーターを買い替える必要があります。

サテライト機器のコスト

より広い範囲で安定したネットワーク接続を実現するためには、複数のサテライトを設置する必要がありますが、その台数に比例してコストも高くなります。また、本記事執筆時点では一般的に中継器よりもメッシュ Wi-Fi のサテライトは高価です。

Google のメッシュ Wi-Fi 「Google Nest Wifi」とは

従来の中継器を使った Wi-Fi 環境に代わり注目されているメッシュ Wi-Fi ですが、Google からもメッシュ Wi-Fi 「Google Nest Wifi」が提供されています。ここでは、Google が提供する「Google Nest Wifi」について見ていきましょう。

Google のメッシュ Wi-Fi 「Google Nest Wifi」とは

Google Nest Wifi の特徴

Google Nest Wifi は Google が提供するメッシュ Wi-Fi です。製品を正しい場所に設置することで、自宅やオフィスなどの建物全体を Wi-Fi でカバーできるようになります。Google Nest Wifi は、Wi-Fi ルーターの親機として機能する「メインルーター」と、ルーターと連携して通信範囲を広げる「拡張ポイント」を組み合わせて利用します。拡張ポイントは、メッシュ Wi-Fi のサテライト ルーターに当たる機器です。Wi-Fi を広げたいエリアの中継となる場所に拡張ポイントを置くことで、より広範囲に電波が届き、ネットワークに接続しやすくなります。

Wi-Fi の範囲はルーター 1 台なら最大約 120 平方メートル、ルーター 1 台と拡張ポイント 1 台なら最大約 210  平方メートルをカバーできます。また、ルーター 1 台と拡張ポイントを 2 台設置すれば、最大約 300 平方メートルをカバーできますので、ご自宅やオフィスの環境や広さに合わせて、自由に組み合わせてみましょう。

※ご自宅の広さや環境によって、拡張ポイントが複数台、必要になる場合もあります。

Google Nest Wifi は設置もスムーズ

Google Nest Wifi は、メッシュ Wi-Fi の環境をつくることができる拡張性に優れたシステムです。自宅やオフィスにメッシュ Wi-Fi 環境をつくる際にはスマホに Google Home アプリをインストールし、アプリに表示される手順に沿って設定を進めます。まず Google Nest Wifi ルーターをお使いのプロバイダのモデムかゲートウェイに接続します。そして Wi-Fi の電波が入りにくい場所を特定し、拡張ポイントを設置してセットアップすれば設定は完了です。

メッシュ Wi-Fi を使ってネットワーク環境を改善しよう

メッシュ Wi-Fi は、親機と子機を使って網目状にネットワーク環境を構築する仕組みのことです。より広範囲に Wi-Fi が届くようネットワーク環境を改善したり、複数の機器を接続したときにかかる Wi-Fi ルーターへの負荷を軽減したりできます。従来では一般的だった中継器を使用した場合よりも、さらに快適な Wi-Fi 環境をつくることができるでしょう。自宅やオフィスなどで Wi-Fi の電波が不安定だったり通信速度が遅いと感じているようであれば、メッシュ Wi-Fi の利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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