3D でルートや周辺をリアルに探索できる Google マップの「イマーシブビュー」を使ってみよう!

2025 年 08 月 07 日

Google Maps のイメージ

Google マップの「イマーシブビュー」を使えば、目的地までのルートや現地の天候状況などを、臨場感あるリアルな 3D 映像でシミュレーションすることができます。本記事では、イマーシブビューの特長や役立つシーン、機能の使い方を紹介します。

3D CG で街を再構築する「イマーシブビュー」

Google マップのイマーシブビューは、Google の AI 技術により、航空写真やストリートビューなどの膨大なデータを統合することで、上空からの視点で、まるで現地にいるかのような立体的かつ臨場感のある景観を 3D 映像で体験できます。

イマーシブビューには、大きく分けて 2 通りの検索方法があります。

一つ目は 3D CG による場所の下見です。訪れたい場所や目的地周辺の雰囲気や環境を事前に確認できます。たとえば、明治神宮のような主要スポットが 3D CG で再現され、まるでその場にいるような感覚で上空から眺めたり、周辺エリアの様子を確認できます。一部の施設では建物内部のイメージが 3D で表示されており、実際に訪問しているような感覚が味わえます。

二つ目は 3D CG によるルート検索です。車と徒歩での目的地までのルートが、没入感のあるリアルな映像で再現されます。どういったルートで向かうのか、道中の様子を事前に把握できるので、目的地までの道のりをイメージしやすいでしょう。

この他にも、時間帯ごとの天候や交通状況の予測も表示されます。

イマーシブビューの導入地域

現在、東京、ロンドン、ロサンゼルス、ニューヨーク、サンフランシスコなど、世界 150 都市の一部の施設でイマーシブビューが導入されています。日本でも、東京に加えて京都や大阪などの一部の施設や大学のキャンパスでも随時、導入されています。今後も新たなカテゴリの場所に追加される予定です。

ルートのイマーシブビューにも新たな情報が追加され、駐車場所の案内や、ルート上にある複雑なカーブなどがハイライト表示されるようになりました。

※イマーシブビューは、Android および iOS の Google マップで利用できます。
※本記事で紹介しているイマーシブビュー機能は、現在一部の地域や建築物でのみ対応しております。

イマーシブビューでマップ検索がもっと便利に

ここではイマーシブビューの便利な活用方法を利用シーンごとに紹介します。

目的地までのルートを 3D イメージで再現できる

イマーシブビューでは、目的地までのルートや有名な建物のイメージを 3D で再現できるため、現地に行く前に、目的地までの道のりや建物周辺のイメージをあらかじめチェックしておけば、スムーズな移動計画が立てられるでしょう。

ストリートビューへの切り替えも簡単

イマーシブビューを使ったルート検索では、ストリートビューとの連携もスムーズにできます。目的地を徒歩や車で検索後、イマーシブビューに切り替えると、上空からの視点で経路が表示されます。その状態で画面左下の [ストリート] をタップすると、ストリートビューへ簡単に切り替えることができます。

[ストリート] をタップしストリートビューに切り替える
ストリートビューに切り替えた画面

イマーシブビューでのルート検索に戻りたい場合は、画面左上の「←」または左下の [航空] ボタンを押すと戻ることが可能です。

ストリートビューでは、近隣エリアにある飲食店などの情報をまとめて閲覧できるだけでなく、建物や周辺の雰囲気を 3D マップ上で把握できます。訪問前に現地の位置関係や周辺建物の外観のイメージをつかみたいときなどに便利でしょう。

時間帯ごとに天候や混雑状況をシミュレーションできる

イマーシブビューを使えば、目的地周辺の 3D 映像が時間帯や天候に応じて変化する様子をリアルタイムに近い形で確認できます。さらに、タイム スライダーを利用することで、時間帯ごとの風景の移り変わりや、雨天時の様子などをバーチャル イメージでシミュレーションすることが可能です。

建物内部の空間イメージを閲覧できる

一部の建築物では、イマーシブビューで建物内部の 3D イメージを再現できる機能が実装され始めています。建物内部の様子やルートをバーチャル空間で閲覧できるため、初めて訪れる場所の下見をしたいときや、室内の雰囲気を感じ取りたいときなどに有効です。

Google マップでイマーシブビューを使ってみよう

ここでは Google マップ アプリからイマーシブビュー機能を使用する手順を紹介します。

【イマーシブビューを使用する】

  1. Google マップ アプリ Google マップアプ を開きます

  2. 調べたい場所を検索します

  3. 検索結果から [イマーシブビュー] の写真をタップします

イマーシブビューを選択する

画面がイマーシブビューに切り替わったら、指で建物を拡大 / 縮小したりして周辺環境を 360 度から眺めてみましょう。

【イマーシブビューで経路をプレビューする】

  1. Google マップ アプリ Google マップアプ で目的地を検索します

  2. 経路アイコン 経路アイコン をタップし、出発地を選択します

  3. 徒歩アイコン 徒歩アイコン / 車アイコン 車アイコン のどちらかを選択し、左下の写真をタップします

左下の写真をタップする様子
  1. 再生アイコン 再生アイコン をタップします
    • 経路を一時停止する: 一時停止アイコン 一時停止アイコン をタップします
    • イマーシブビューを終了する: 左上の閉じるアイコン 閉じるアイコン をタップします

【タイム スライダーを使用する】

  1. イマーシブビューの画面で右下の時刻と天気アイコンをタップします

時刻と天気アイコンをタップ
  1. 画面下部のタイム スライダーを左右にスライドします

タイムスライダーをスライドする

イマーシブビューを使って出かける前に目的地を探索しよう

イマーシブビューを使えば、日本や世界の主要なランドマークをリアルな 3D CG によってシミュレーションできます。建物のイメージを 360 度見渡せるだけでなく、時間帯ごとの天候や混雑状況、徒歩や車での移動ルートのシミュレーションも可能です。

また、建物周辺の店舗や施設の情報も確認できるため、旅行やお出かけ前の計画がより具体的に立てられるでしょう。初めて訪れる場所の周辺を予習したいときや、事前に現地の様子をイメージしておきたいときなどに、Google マップのイマーシブビューを活用してみてはいかがでしょうか。

※本記事で紹介した内容は、Android のバージョンや機種によって異なる場合があります。
※本記事は、2025 年 6 月時点に Google Pixel 8(Android 15)で検証しました。

水色の Google Pixel 8 Pro で自撮り写真を撮っている人たち。

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