Android ストーリー
Android の主なリリース バージョンには、それぞれスイーツの名前が付けられています。歴代の Android が世に送り出してきた「おいしい」機能を一緒に振り返ってみましょう。
Android の主なリリース バージョンには、それぞれスイーツの名前が付けられています。歴代の Android が世に送り出してきた「おいしい」機能を一緒に振り返ってみましょう。
Android 6.0 Marshmallow
- Now on Tap
- アプリの権限
- 電池



Now on Tap
アプリを使用中でもウェブサイトをブラウジング中でも、ホームボタンを押し続けるだけで、今の画面から移動することなく必要な情報を入手できます。

アプリの権限
権限を定義して、いつどんな情報を端末上のアプリに提供するかを管理できます。もちろん、権限はいつでも無効にできます。

電池
Marshmallow は、Doze モードやアプリ スタンバイ機能により、電池を効率的に使って長持ちさせます。電力消費が最適化された Android で、お気に入りのコンテンツをたっぷりお楽しみください。

Android 6.0 Marshmallow
Marshmallow では、モバイル端末がもっともっと使いやすくなりました。的確な答えをすばやく提供してくれる Now on Tap、電池を効率的に使用して長持ちさせる電池管理機能、ユーザー自身がきめ細かく管理できるようになったアプリ権限など、モバイルライフをさらに快適にする新機能が満載です。


Android 5.0 Lollipop
- マテリアル デザイン
- マルチスクリーン
- 通知



マテリアル デザイン
Android のデザインが一新され、端末がさらに操作しやすくなりました。シャドウとモーションを巧みに使うマテリアル デザインにより、長年蓄積された優れたデザインの原則と、テクノロジーによって可能になった革新性が見事に融合しています。

マルチスクリーン
スマートフォン、タブレット、Android Wear、Android TV の間をシームレスに移動できます。Lollipop はこれらすべてのデバイスに対応しており、音楽、アプリ、写真、最近の検索などを中断したときも、中断したところから別のデバイスで再開できます。

通知
通知が、ロック画面に小さなカードとして表示されるようになりました。ひと目で内容を確認でき、ロック画面からそのまま返信することも可能です。ロック画面に何を表示するかもきめ細かくカスタマイズできます。

Android 5.0 Lollipop
スマートフォンやタブレットから、時計、テレビ、自動車まで、どんな画面サイズにも適応できる Android。Lollipop ではマテリアル デザインの採用により、スタイリッシュでリアルに見えるインターフェースを実現しました。


Android 4.4 KitKat
- 音声操作: OK Google
- 没入デザイン
- スマートな電話アプリ



音声操作: OK Google
画面をタップしなくても操作できます。「OK Google」と言うだけで、音声検索、メッセージの送信、ルート検索、曲の再生まで思いのままです。

没入デザイン
本を読む、ゲームをプレイする、映画を見る。今やっていることに没入できるようになりました。KitKat の没入デザインでは、コンテンツ以外をすべて非表示にして見たいものだけに集中できます。

スマートな電話アプリ
よく使う連絡先を優先的に表示したり、電話アプリから周辺のお店などを検索したりできます。登録されていない番号から電話がかかってきたときは、自動的に Google マップのビジネス情報を検索します。詳細

Android 4.4 KitKat
Android KitKat では、いろいろな操作を音声で実行できるようになりました。「OK Google」と言うだけで、音声検索、メッセージの送信、ルート検索、曲の再生まで可能です。端末を手で持って使うときは、新しい没入デザインでコンテンツに集中できます。


Android 4.1 Jelly Bean
- Google Now
- 操作できる通知
- アカウントの切り替え



Google Now
Google Now があれば、欲しい情報がタイミングよく手に入ります。モバイル アシスタント機能の先駆け Google Now がさらに便利になり、服を選んでいるときに今日の天気を知らせたり、家を出る前に電車の時間を知らせたりしてくれます。

操作できる通知
Jelly Bean の通知は、展開して詳しい情報を表示できます。通知から直接返信することも可能です。

アカウントの切り替え
Jelly Bean では、端末に複数のユーザーを登録できるようになりました。壁紙、ウィジェット、アプリなどをアカウントごとにカスタマイズできるため、お互いに情報を知られることなく端末を共有できます。複数ユーザーへの対応は、タブレットから始まり、その後スマートフォンにも展開されました。

Android 4.1 Jelly Bean
Jelly Bean には、至るところにインテリジェンスが組み込まれています。たとえば Google Now は、パーソナル モバイル アシスタントの先駆けとして新たな時代を切り拓きました。通知からさまざまな操作を行えるようになったのも、複数のユーザー アカウントを使い分けられるようになったのも Jelly Bean からです。


Android 4.0 Ice Cream Sandwich
- カスタムホーム画面
- データ使用量の管理
- Android ビーム



カスタムホーム画面
Ice Cream Sandwich では、アプリフォルダとお気に入りトレイを導入しました。ホーム画面にアプリ コンテンツを直接埋め込む「ウィジェット」もさらに柔軟になり、大きくしてより多くのコンテンツを表示したり、小さくしてスペースを節約したりできるようになりました。

データ使用量の管理
データ使用量を管理して、モバイル ネットワークの通信費用をコントロールできるようになりました。使用データ量を把握できるだけでなく、警告レベルや使用上限を設定し、上限に達したらサービスを無効にすることも可能です。

Android ビーム
Android ビームの登場が「未来」を見せてくれました。2 つのスマートフォンを近づけるだけで、アプリ、連絡先、音楽、動画などを NFC で簡単に共有できるようになりました。メニューやアプリを開いたり、スマートフォンをペア設定したりする必要はありません。

Android 4.0 Ice Cream Sandwich
Ice Cream Sandwich では、カスタマイズとユーザー コントロールのレベルが一気に上がり、ホーム画面のカスタマイズや使用データ量の設定が可能になったほか、コンテンツをほかの人と簡単に共有できるようになりました。


Android 3.0 Honeycomb
- タブレットのことを考えたデザイン
- システムバー
- クイック設定



タブレットのことを考えたデザイン
Honeycomb では、タブレットの画面をできる限り有効に使えるようにしました。レイアウト パターンを大きくしたことで、本を読んだり、動画を見たり、地図を広げたりするのが一段と快適になりました。

システムバー
物理的なボタンの時代は終わりました。Honeycomb では新たにシステムバーが導入され、「ホーム」、「戻る」、「メニュー」などの操作も画面上で行えるようになりました。

クイック設定
クイック設定が追加されたことで、日付や時刻、電池残量、接続状況など、端末の重要情報にまとめてアクセスできるようになりました。

Android 3.0 Honeycomb
タブレット時代の幕開けを先導した Honeycomb。柔軟なインターフェース デザインにより、大きな画像表示とシームレスな画面ナビゲーションを可能にしました。


Android 2.3 Gingerbread
- ゲーム API
- NFC
- 電池の管理



ゲーム API
Gingerbread は、Android ゲームを新たな高みに押し上げました。オーディオ、端末コントロール、グラフィックス、ストレージへの低レベルアクセスを可能にしたことで、グラフィックスを多用した臨場感溢れる 3D ゲームを開発できるようになりました。

NFC
Android は、お店でのモバイル ペイメントが普及する何年も前に近距離無線通信(NFC)に対応し、端末同士を近づけるだけで情報を転送できるようになっていました。Gingerbread が NFC に対応したことにより、簡単なタップ操作でさまざまなサービスを提供できる可能性が広がりました。

電池の管理
Gingerbread では、画面の明るさから稼働中のアプリまで、端末が電池を何に使っているかをしっかり管理して電池を長持ちさせることに成功しました。

Android 2.3 Gingerbread
Gingerbread によって、ユーザーだけでなくデベロッパーにとっても、さらに使い勝手のよいシンプルで高速な Android になりました。開発できるゲームの質が向上し、電池がさらに長持ちするようになり、NFC のサポートに伴い新たなカテゴリのアプリが数多く生まれました。


Android 2.2 Froyo
- 音声操作
- ポータブル アクセス ポイント
- パフォーマンス



音声操作
Froyo で導入された音声操作で Android の音声機能がさらに向上しました。ウェブ検索、ルート検索、メモ、アラーム設定など、さまざまな操作を声だけで実行できるようになりました。

ポータブル アクセス ポイント
Froyo ではテザリング機能が導入され、スマートフォンをポータブル Wi-Fi アクセスポイントにして外出先でもネットワークをしっかり活用できるようになりました。

パフォーマンス
Froyo では、Dalvik JIT コンパイラを導入し、CPU 使用率が高いコードのパフォーマンスを最大 5 倍改善しました。Android ブラウザには V8 JavaScript エンジンを採用し、JavaScript のパフォーマンスが 2~3 倍向上しました。

Android 2.2 Froyo
Froyo では処理速度が大幅に改善され、声だけでコントロールできる音声操作機能や、外出先でもネットワークを利用するためのテザリング機能が追加されました。


Android 2.1 Eclair
- Google マップのナビ機能
- ホーム画面のカスタマイズ
- 音声入力



Google マップのナビ機能
Google マップを使ったターンバイターン方式のナビ機能は、スマートフォンのまったく新しい使い方を提案しました。前方の 3D ビュー、音声案内、交通情報など、自動車のナビシステムと同等の機能を無料で利用できるようになりました。

ホーム画面のカスタマイズ
あなたの Android 搭載端末はあなただけのもの。お気に入りの着信音や壁紙に変更し、アプリやガジェットを自由に並べたり、画面の数を増やしたり、フォルダを使ってグループにしたりできます。Eclair ではライブ壁紙が導入され、854 x 480 のディスプレイにも対応しました。

音声入力
実は「OK Google」で音声操作できるようになる前から、マイクアイコンを使ってスマートフォンに音声入力できるようになっていました。Eclair では、ソフト キーボードのカンマキーがマイクアイコンに変更され、タップして話かけた言葉がそのまま画面に表示されるようになりました。

Android 2.1 Eclair
Eclair が高解像度ディスプレイに対応したのに伴い、ユーザーのタップに反応する美しいライブ壁紙が誕生しました。また、Google マップのナビ機能にも対応し、ターンバイターン方式のナビゲーションとリアルタイムの交通情報がスマートフォンから得られるようになりました。


Android 1.6 Donut
- クイック検索ボックス
- 画面サイズの多様化
- Android マーケット



クイック検索ボックス
Android のユビキタス、「クイック検索ボックス」が導入されたのが Donut です。ホーム画面の 1 つのボックスから、ウェブ上の情報とスマートフォン内のコンテンツをまとめて検索できます。

画面サイズの多様化
Donut では、多様な画面解像度とアスペクト比に対応しました。縦向き 320 x 480 以外の解像度を使えるようになったことで、さまざまな形状、さまざまなサイズの Android スマートフォンが誕生するきっかけとなりました。

Android マーケット
Google Play の前身が、2008 年に開設された Android マーケット。Donut では、Android マーケットのデザインが一新され、人気の無料アプリや有料アプリを前面に押し出すとともに、サードパーティ製の Android アプリの掲載が一気に増えました。

Android 1.6 Donut
Donut のクイック検索ボックスは、指先ひとつで多くの情報を集めることを可能にしました。また、さまざまな形状とサイズの Android スマートフォンが生まれるきっかけになったのも、Android マーケットの成熟期を形づくったのもこの Donut です。

